つきまろでんせつ うきまろのゆめ-16おまけ2021年02月24日 17:45

 さて、またまた更新が遅れました。2021年も2月終わりに近づいてきましたが、別に締め切りがある訳でもなく、大して影響力がある訳でもなく、ましてや原稿料なんて存在しないのですがなんか追われる気がします。ものの価値観は、時代の流れと共に変化しますが、ネット社会時代は、出版と言う紙媒体が主力の頃とは大きく異なってきました。今打ち込んでいるこのデジタル形態も古いものに入るのでしょうか。文字をほどんど書かなくなって久しいですが、自分が字が書けなくなってきてしかもそれが汚いと言うことに今更気が付きました。
 誰も期待していないのは、よく解っていますが、つきまろ伝説は、おまけでその16でラストになりました。
 昨年、1シーズンかけてコツコツと書いてみましたが、早いものです。時間だけが過ぎてしまい、番外編としてアップしてきましたが、次回よりまた、旧HPの釣紀行を再編集してアップしてゆきいたと思います。

 それでは16おまけラストになります。

かつての伝説?
この疑似餌は、伝説なのか?

日本限定版1

JAPAN SPECIAL 日本限定カラー
これだけジャパンスペシャルがあると壮観であるのは私だけだろうか。海外には決してないこのカラーリングは、とても楽しいものだったが今後そんなこともないのかと思うと、少し寂しくもある


日本限定版2

こんな多彩なカラーが出てくることも2度とないのだろうか

そうと思うと・・かなり・・寂しくもあるけれど、それも時代の流れかと思う

ユニオンジャックとナマズ

大英帝国さえ餌になるのか?

かつての大国をも襲う日本の大和魂

ジッターバグと他


こちらは、現行でもあるオリジナルカラー

BAZZ PLUG(右下2)でもトライしてみたが、圧倒的かつ絶望的なフッキングしなさに愕然としたが、もちろん対策はあるだろうけれど・・。あとシャフトがすぐに曲がってしまうのもこの釣りにはあまり向かないのかもしれない

06とナマズ

夕マズメに出た06フロッグホワイトベリーでの1

クラッシックカラーの一つである

ジョイントタイプを襲う

ジョイントでトライする

ロストは、圧倒的にジョイントが多かったのだが水深ギリギリのところを引くとよく根が掛かりした
浅瀬では、オリジナルの方が向いているようだ

07ジョイントも襲う

真夏の1本は、ジョイント07フロッグイエローベリー

これもクラッシックカラーと思う
この釣りにはまさにその色は人間の視覚に訴えるのみ
彼らには、関係ない


マチックとナマズ

かつての名機ABU MATIC セミモダンモデルの170iと並ぶ60㎝オーバー

アルビノ個体1

一度きりしかない、黄金ナマズ

背中が黄色っぽいナマズで腹が黒いとても珍しい個体だった

春先の1本だったが、まさに春の夢のごとし

春のゆめ

これもおそらく何度かあるだとうと思ったが、以降アルビノっぽい個体は、ブチ色の数本以外一度も釣れなかった

あろうことか、その画像も紛失してしまった

夢のゆめ

探し出した挙句この3画像だけである
今でも悔やまれる
しかし何度みても面白いお腹と背中が反対にみえる
とても面白い個体だった

シマノとナマズ

ジッタバグその2

ジッターバグその3

なぜかジッターバグ特集になってしまったが

フラッグ

ダブルで

どのカラーでも関係なく、バイトした

当然ながら、そのカラーバリエーションで人間の方が釣られてしまう

OFTオリジナル

OFT社特注のJITTERBUG

ジョイントタイプでダブルフックであったが、これは更に掛かりが悪かった
何度もバイトに持ち込んだが、針がかりは問題であった

OFTでキャッチ

なんとかフックを換えてのキャッチ

フックは、バーブレスのトレブルに換えたが、やっと掛かった

筆者が通う場所は、圧倒的に流れのある河川が多い

oft2

ウィードエリアは、殆どないこともあるが、ウィードエリアでトライすると、すこぶる掛かりが悪かった。

その歯は、細かいながらも鋭く、何列にもわたって生えているが、咥えた獲物を逃がさないようにちゃんと内側へ反っている


ナマズ頭骨

 その昔(2015)子供と製作した骨格標本

標本になる前

鋭い歯が無数に生えていて獲物を逃がさないようになっている

OFTオリジナル裏面

OFT社最後のオリジナルジッターバグ

これを最後に同社は長き歴史に終止符を打った

昭和時代から憧れのOFTカタログは厚かったし熱かった

そして子供達を熱くしたと思う

また昭和が終わったのは、真に残念である 

1982カタログ裏

子供の頃の楽しさを忘れないで

あそびごころ・・永遠に

つきまろッド&Stargazer.jr

MOON STARGAZER .Jrとつきまろッド

つきまろとつきファミリー

つきまろもその本体を上回るパーツで生まれ変わったが

それが、幸せなのかどうかは分からない

80年代

つきまろのゆめ

 さて、今回は、これで終わりにします。

番外編として、うきまろッド&リールの分解と再生改造そして、実釣としてきましたが、思えば初めてジッターバグなる疑似餌を購入したのがもう40年前になります。一重に40年って、人生の半分近くかそれ以上です。その間にも多くの事柄が積み重なっていったのではないかと思うと、人生を一体なんの為に生きて来たのかと思ったりしてみます。世界がまだコロナ禍であると思うとそれも誰が予想できたでしょうか?そう思うと、ついこの間まで少年だった人間もいいおじさんになっていました。疑似餌釣りは、魅力的で楽しいものです、いや他の釣もそれは大変面白いものです。それをその昔は釣り道楽と言ったのでしょうけれど、現在の釣は果してどうなのでしょう。

40年が経過すると、道具は各段に進歩しました。ひときわ釣り糸とリールそれは、目まぐるしいものです。PEラインが当たり前の2021年ですが、私が釣りを始めたころはそんな存在はありませんでした。また、1992年当時はそのPEラインを鈴木師匠から薦められた当時、他の釣人は全く知りませんでした。むしろ怪訝な顔で不思議そうに見られたものです。PEラインをキャステングに使うなど到底今からは考えられないことでした。このPEラインに合わせてすべての道具が進歩してゆきました。それでも、他の主力工業と比較した場合、雲泥の差かもしれません。

 

 私に残された時間はそう多くなないと最近悟るようになりました。

皆さん、未来はどうなっているか、あるいはどうあって欲しいか考えて見られたらどうでしょうか。そんな提案などこんな釣りのブログでは、受け入れられないことなのでしょうかね。

そんなことも、自分がまず釣りたいという魚捕獲優先欲が一番にある間は、それも見えないのかもしれませんが、釣りはそんなことも考えることができる特異な趣味の世界でもあるのかもしれませんね。

世界中を釣り歩いてみたい。そんなことも何時かの未来には実現できる人が、多く出てくるのかもしれません。

釣りはいいものです。

40年コンボ

           つきまろと菱備のコンボは、

         まさかの世代錯誤

電磁誘導ブレーキとV型スプールは昭和のゆめ

広島のゆめの会社でもあった

日本製

ゆめのリール?

電磁誘導ブレーキは、昭和のコンバトラーVを連想してしまう
広島(日本)が誇る高性能リールと言えるだろう、きっとそうあってほしい


ゆめよ、さめないで
あの少年のときのゆめ
それは永遠に覚めないでほしい

祈幸釣

20212月吉日

その2が更新される?まで・・・おわり




つきまろのゆめ1部終わり

つきまろでんせつ うきまろのゆめ-おまけ152021年02月09日 19:00

 2月に入ったとおもいきやもう第2週なんですね。
皆さんお元気ですか?コロナ禍も間もなく1年ですね。世界は、まだまだ収束には向かっていない様です。
 アップするのが大変遅くなりましたが、特急で弟に頼んで送迎してもらい工場まで行く事ができました。数年ぶりです。呉と言えばこれです。この路線がたまらなく好きです。シンプルですが、とても美味しいく頂けます。それは、お茶でも紅茶でも珈琲でも。特に珈琲とかきもち、お茶と味ごのみのコンビネーションはお気に入りです。
金子のあられ箱
何時までも変わらないでください。
金子のあられ1
もち米の風味がたまらない。あとは、言うことはありません。
金子のあられ2

呉に行く機会があれば是非。
それでは、その15おまけに続きます。
stargazer.jr

おまけ

ukimarodvmag

月まろ伝説は、フレッドアーボガスト伝説?

※本編は、月まろ伝説のおまけとして、かなり主観の入ったフレッドアーボガスト社およびジッターバグについて書いたものになります。時代背景や製品の詳細について誤認している部分もあろうかと思いますので詳細は、各自精査してください。また、あまりにもメジャーな会社と疑似餌についてですので現在では膨大なデーターや記事等も多く存在して公開されています。興味を持たれた方はぜひ調べてみてください。楽しい発見があるかもしれません。そんな名品への主観的なものが主体になります。予めご了承ください。

1982

1982年度カタログ
所有が奇蹟に近い

1982年の春だったか、1981年の冬だったかは、うる覚えのことです。恐らく、当時新任の英語の先生にフレッドアーボガストのルアーに同封されているミニカタログを持っていったのがきっかけであることは覚えています。これを訳するには、英語の先生に聞くのが一番と思いました。何故ならもっとも近い英語のエキスパートではないか?という判断からです。それで早速学校へもって行きました。わかりませんか?ということなのだが、当の先生は、いやあ、辞書を片手にしらべないとね。と言う回答だったと記憶しています。そこが最初のつまずきでした。まさかの英語の先生の回答が得られなかったのは。仕方ないので、自分で辞書を引きました。当たり前のことですけれどね。

そこにはなんとも魔法の言葉が掛かれていたようです。そこには、カタログ無償と書いてあったと思います。そこで、中1レベルの英語で封書をだしてみました。所謂エアメール(書簡)と言うやつです。今から思えば何とも古典的な方法ですが、その時代は、それが思いつく唯一の手段だったからです。たいして期待もせずに待つことにしました。果して本当に返事が返ってくるのだろうか?と。その約1か月後、返事が来たのにはとてもびっくりしました。そこには、カタログと注文書まで入っていました。とても嬉しかったのを覚えています。少年には、そのフレッドアーボガスト社は、素晴らしいサービスのある会社であるということがそこで完全に擦りこまれていたように思えます。

恐らくそれは、当時のアーボガスト社担当者かその上司かのいずれか人々の懐の大きさだったのかもしれません。受け取った側にとっては、特に収益に繋がることも恐らくないだろうという極東日本と言う国の少年に期待することもそうなかったと思います。そのことを、いい歳になったおじさんになってもそのことは忘れていません。それから40年経ってみるとその会社ももう買収されてはいますが、微々たる先行投資にはなったのかもしれません。なんせその後いい歳になってもヘビーユーザーの端くれにはなっているのですから。

昨今は、昭和の時代がすべて間違っているかの如く表現されがちですが、私はそう思いません。良いところもたくさんあった筈です。それは私が生まれる戦前にももちろんあったとおもいます。

若者には未来があると思います。若者はその先を開拓していく使命があるからです。その若者に夢を与えるのがその大人の使命でもあると思っています。

いつの日かそのうきまろッドを手にした子供が、未来を切り開く人になったらそれは、幸せなことかもしれません。たとえその会社が買収されたり、形を変えたり、あるいは存在しなくなったとしても・・・・・・・。

カラーチャート

1982年当時のカラーチャート

なぜか最下段のカラーがとても気になった 当時の私には、クリア=ゴーストがなぜあるのか理解できなかったが、一方でスパローというスズメカラーには少し驚いた。スズメを喰う魚など想像つかなかったからである

1982年のジッターバグファミリー

サイズも多彩だった

マスキーって、一体なのだろう?

と思った1982年の夏。その正体を知るのはずっと後のことである
ウィードレスタイプもあったが、これも噂に聞くには、掛かりが悪いと有名だった。ちなみに筆者は一度もこのウェードレスジッタバグなるものを一度も購入したことがない

ジッタースティック2019

スミス社が復刻させたジッタースティック3/8oz
品質は、今一な出来で後ろのスクリューがそのままだと全く回らないものも多いが、それを含めてもその価値は捨て難い

日本製ルアーなら完全不良と言われても仕方ないレベルであるがそれも許せるということは既に製品愛が逸脱している気がする

ビックママ

とても太い産卵前とおもわしき個体
ジッタースティックを襲う

ドッグアクションし易いのがこの疑似餌の利点かと思う
ずっしりと重いビックママと櫻の花びらでしょうか
その重量感は2㎏超えに感じた(計測していません)

スミス社カラー

これもダブルフック搭載だった 元々掛かりが悪いと不評であったジッタースティックであるが、更にかかりは悪い仕様だったそれも今なら許せてしまうのはなぜだろうか

スミスカラーでも

なんとか後方のプロペラを取り除かず使用した

なんとか掛けることができたキャッチ後のショット

なんとも中途半端な出来の疑似餌だったが、それがなんとも捨てがたい気持ちを増幅させる。

それを少しチューンと言う言葉も覚えていいように工夫ができる歳になったからかもしれない。恐らく40年前の私なら不良品としかいや不良とも気が付かなかったであろう。

ダイワカラー

こちらは、グローブライド社が発売したもの 楽しませてくれた蓄光タイプ、とそのパンダカラーのラトル入り、もう生産されることはないと思うが、これもなかなか楽しいレアなものだった。

オリジナルフック

オリジナルは、ロングシャンクフックであったが、これはショートシャンクのブロンズフックが付いていた。しかもかなり安物のフックに見えた。そこは少し残念ではある

パッケージ裏

大陸製とあるが、それでもグローブライドらしい台紙裏

そこは大手釣具メーカーである

パンダとナマズ

パンダを咥える大型のナマズ
トラウト用のクラッシックなランディングネットを使うと悲惨な結果が・・・ヌメリがとれない最悪な状態

その16へとつづくのですが

つきまろでんせつ うきまろのゆめ―142021年01月31日 17:22

 2021年もコロナ禍で始まりましたが皆さんお元気でしょうか。
幼少の頃から、親しんだ川通り餅ですが、県外の片はそう知らないかもしれません。
何と言っても、広島土産の横網「もみじ饅頭」があるからです。それでも今も昔も変わらぬ味でついつい買ってしまいます。その歴史も大変ながいそうで。今回もついつい買ってしまいました。

川通り餅1
それは、「すりこみ」に近いかもしれませんね。

川通り餅2


川通り餅

それではその14になります。
晩秋のランディング

晩秋のランディング
丁度決まったところだか、やはり微妙に解りにくい
8K
撮影なら問題ないのだろうか

うきまリールの笑み

使用して、数ヶ月のつきまろ
うきまろリールに誤作動が目立つようになったのが怖い

うきまろリールへの不安が常に付きまとうので、キャストは少し力を抜いてみるが・・・・・

つきまロッド改

諦めていていた晩秋で
この日、なんと10バイトあった
驚異の晩秋?である

この日は、想像よりも多くのバイト(噛みつき)を拾いました。
そのうち乗ったのは、(針掛かりしたのは)5回程です。更にその5回のうち、その後の首振りで外れてしまったのが2回程です。この日の打率は、まあ普通かもしれませんが3本程並べることができました。あいかわらず爆発音のバイトは、やはりドキドキには変わりませんが、最初の波紋からバイト、そして追って更にバイトというパターンがこの日も3回程度ありました。余程食い気があったのか、かなりやる気のある個体です。この水温前後でこの感じは正直想定していませんでした。もしかすると日中その日差しで水温は暖められていたのかもしれませんね。少し気になったのは、もっと晩秋なら太っていてもいいのにと思いました。今年は餌が少なかったのでしょうか。そういえば、夏場もダルマカエルは少し少ない気がしました。また、本来うようよしている小魚や、多くのテナガエビをあまり見かけませんでした。テナガエビは、彼らにとってとてもよいご馳走です。今年は、餌が少なそうな気がしました。

キャッチする

純国産の野生の姿
それは、長い歴史の中で生き抜いてきた証

野生で生き残るのは、私達の想像よりもずっと厳しいものなのだなと思いました。次々と人工的にモノのように生産されるブロイラーの方がこと餌だけは、過剰に与えられるのでその点だけはいいのかも?しれませんが、それが彼らにとっては拷問なのかもしれません。その餌も美味しく食べられているのかどうかも謎ですけれど。いずれにしても、野生では厳しい環境が待ち受けています。かといって人工的に増殖されられるのも、こと鳥類、哺乳類となるとそれが良いのか悪いのか私には判りません。また、溺愛に溺愛されているペットが幸せなのかどうかも解りません。同じ命だけれども、その置かれておる立場や環境で大きく変わるのが現状かもしれませんね。

少々話が飛びましたが、ここで今シーズンのつきまろのゆめは終わりです。来年も同じことをするかどうかは、今のところ解りません。もしコロナ禍が収束に向かうとするならば、それこそシイラでも釣ってみましょうか。相変わらず世界は、コロナ禍の真っただ中であるのが現状ですが。 

最後になりますが、コロナ禍の中でアウトドアブームが到来していると聞いています。多くの量販店が大盛況だと聞いています。しかしながら、それはマナーあっての遊びです。釣り場でのゴミは勿論のこと、駐車マナーや釣り場での最低限のマナーは守って下さいますようこころよりお願い申しあげます。
また、キャリアだけ長いけれど、マナー、モラル無視の方々も正直ある一定数おられます。何処の世界でも見本にならない先輩は、多少なりともいるものです。良い先輩に出会う事が明日への近道と心得ます。是非、あなたの良き先輩、師匠に出会ってください。(これが、現代では最も難しいことかもしれません)

未来は、明日の子供達にあります。彼らが良い釣師になったならば、きっとよい釣りが継続してできるようになるのではないかと思います。

欧米先進国のように、厳格なルールと罰則がなくても、なんとなくモラルやマナーを守っていた我が国の文化(趣味等)は、ある面とても良いことでしたが、それも過去のことかもしれません。守れなければ、それではルールを設定しましょう・・・とは我が国はなっていないようです。日本は、米国のように少しでも釣りのルールを守らなければ、逮捕や罰金がある訳でもありません。また、ライセンス制も導入されていません。(河川淡水等一部を除く)なんとも不思議な国ですが、それでなんとかなっていました…というのが今までであったかもしれません。先進国の中では特異かと思われます。また、それもいつまで続くのか解りません。我が国の場合は、それなりのルールの整備、また管理ということよりも、いきなり禁止となる場合が多いです。釣り禁止は、どんどん増えていく傾向にあります。きっとコロナ禍が過ぎてしまえば、あらゆる他にやることや遊ぶことが増えてくると、このブームは一気に下がって行くことでしょう。そうなれば、その前の状態よりももっと寂しいものになるかもしれません。釣りは健全なレジャー、余暇の側面がありますからそれが長く続き、あなたのお子さんが将来つりを嗜む紳士淑女になるなら、それは良いことではないでしょうか。未来は、子供達の為にあるので、それを失うことは未来を失うことになりかねません。どうか未来への配慮もお忘れなく。それでは幸せで良い釣りを願います。

あなたのうきまろもきっとそう願っていますよ。たとえそれが誤作動を度々起こしても。

だからうきまリールの顔はつねに笑顔なのです。

たとえそれが、生まれる動機が商売ベースであったとしても。


その15おまけへとつづく(期待しないでください)


つきまろでんせつ うきまろのゆめ-132021年01月23日 18:08

 寒中お見舞い申し上げます。
暫くの更新をお休みしていました。すみません。
誰も期待はしていなかったとは思いますが、更新いたします。
 昨今のコロナ禍におけるアウトドアブームの中で、釣りが注目を浴びていることは先日も述べましたが、その過熱ぶりは、ここ10年いやもっと聞いたことがありません。かつての釣ブームとか言うことを聞いたのは、私が勤め人時代の25年前後くらい前だったような気がします。嘗てのフィッシングショーを知る人は、良くご存知だとおもいます。
 今欠けていることは、モラルやマナーと言われていますが、そもそもその基本的マナーというものが分からない、理解できないと言う方々にとってそれを守れと言っても難しいことなのかもしれません。何故なら、それは幼少より培ってきた一般的マナーに通じるので、ゴミは捨てない、違法駐車はしない、は当たり前のことと言われれば当たり前だと思います。ちょっと釣りに特化してしまうと、割り込みはしない、被せない(釣り糸)などは最低限と思っていましたが、間に入らなければならない状況でしたら、声かけは必須かと思います。それも最早崩壊している現状は、人のモラル崩壊と比例しているのかもしれませんね。それを業界が悪いと言う意見も多々見受けられます。たしかにその通りかもしれませんが、皆さんが気持ちよく釣りをする、アウドドアで遊ぶということがなければ、ストレス以外のものではありませんね。ストレス社会の中で、そとでもストレス。それは本末転倒なのかもしれません。
 前置きが大変長くなりましたが、それではその13へと進みます。

晩秋のつきまろ

つきまろの快進撃-野戦

DAIWAと並ぶうきまリール

DAIWA Underspin


それから、更に1週間が過ぎたころ、もう終わりかな?という晩秋ことです。しかしながら、気温は真に不安定です。

ということでまだ活性があるかと思い確認を兼ねて再度トライしてみました。これから関西より西は、後半戦にはいるところではないかと思いますが、関東は終盤戦です。しかもギリギリの線です。温暖化の秋には違いなく、日中最高気温は26℃とまだまだ活性は衰えていない気温ですが夜は一気に冷え込んで16℃になります。それでも恐らく水温はそこまで下がり切っていないだろうと判断しました。アンダーラインでしょうか。

 久しぶりに重い腰を上げてみることにします。今晩もまた単独釣行ではあります。そこも致し方ありません。当然ながら、小学4年生の頃から通っていたうちの末っ子も居ませんし。その子は、スピンキャストマニアの私の真似をしてマッチックで釣っていたこともありましたが、90年頃師匠が設計したZEBCO QUANTUM EX400 を最初に使わせました。それは、小学生の手にはとても大きいものでしたが、それなりに使っていました。そんな彼ももう大学生です。それもあっと言う間のことに感じます。

おじさんは、人生の短さを噛み締めて一人でポイントへ向かいます。親子で釣りに行っていた頃が既に懐かしい過去になりつつあるのです。

ラウンドとロープロ


QUANTUM EX400()

ラウンドとロープロ2


ABU 5500C3と比較してもご覧の通り比較的縦長のボディは、成人男子向けの大きさに映るが、扁平なロープロファイルデザインは、小学生でもクラッチが切れた。

 

ラウンドとロープロ

 さて2020終盤戦の現場です。気温はそれなりに肌寒いですが、水は冷たくはないようです。投げる前に状況を確認してみます。激しい捕食音はありません。また、餌が追われて逃げる様子も見当たりません。さあ、どうでしょうか。

肝心のつきまろッド&リールですが、竿の方は改造後更に水を得た魚のようにいいアクションと仕事をしています。ロッドグリップの黄色は、すぐに汚れてしまうので、いまだそのシュリンクチューブを取り除いていません。それは、汚れないと言う点では、いいことなのかもしれませんが、滑ってしまい、本来の使い方ではないです。やはりそこは、剥いでEVAのグリップ感を得た方が得策です。(ぜひともそうしてください。)また今のところリールは、そう長時間使っていませんが一応壊れていません。2900円のセットリールとしては優秀な方だと思います。時々誤作動を起こし、クラッチを切ってもキャストの衝撃かハンドルの回転なのかピンが出てしまい、ミスキャストが多くなってきました。これでは、スピンキャストリールの簡単さが活かせません。これでは、爆弾を抱えたままの攻撃になります。また、キャストを繰り返すとその単純な構造ゆえに、ラインが撚れ続けます。そうなるとこれが原因でライントラブルになりがちになります。その特性を理解していないときっと釣りが嫌になってしまうかもしれません。またベイトキャスティングリールともスピニングリールともちがう、ラインのサミングの仕方があります。これができればあなたとあなたのお子さんの釣もきっとグレードが上がると思います。それを説明しきれないのがとても残念でなりませんが、致し方ないところです。かといって、あなたが購入された多くの量販店で、それを教えてくれる方(店員)は恐らく皆無かそれに近い説明かもしれません。それはそもそもスピンキャストリールをそう嗜む人(店員)は、極稀なことでしょうから責められません。なぜなら、量販店の店員やバイトの方にそこまでの教育がされているとも思えませんし、そもそも教える側も余程のマニアか熟達者でない限りそれはほぼ絶望的にのぞめません。それだけ我が国のスピンキャストリールユーザーは少ないと思った方が良いでしょう。そこは、少し残念なところでもあります。

過去の栄光


その14へとつづく

つきまろでんせつ うきまろのゆめ-122020年12月17日 18:31

 師走が師走なのは、当たり前ですが今年の師走は、かつてないほど微妙なところです。
一体どのような年末年始が待ち受けているのでしょうか。先は誰にも見えません。

 小湊の名物と言えば、これ。
ネットも通販もしていないようです。また、いろは堂は、HPをはじめデジタル環境が全くない会社と思われます。これは現代ではそうないことです。ゆえにお土産としては、貴重なのかもしれません。案外その方が返ってよいのかもしれないと思いました。お近くに立ち寄りの際は、一度ご賞味ください。赤紫蘇のゆかりな風味とソフトな落雁感とこし餡のなんとも素朴でマニアな味が案外癖になるかもしれません。深蒸し茶とご一緒にどうぞ。

あんもり

さて12です。

一週間後

秋も深まり‐再戦

晩秋のカット

それから一週間後のことです。秋も急に訪れてきました。朝夕はそれなりに肌寒い日が続くようになりました。おまけに秋雨なのか毎日雨が降ってきます。昨今は、訪れる秋というものがあまりにも急な気がします。温暖化の勢いは止まることがないようですね。

 長雨が続いて、ようやく上がりました。雨が上がって翌日のこの日は、少し増水していました。といっても濁流ではなく、ささ濁りの良い感じです。つきまろでどうしても65㎝を超えるナマズをせめてつりたいな。ということで投げてみます。そういえば、今年まだその65㎝を超えるサイズを釣っていません。いい年は、それが普通とまではいきませんが、65超えなど何とか上がったものです。少し流れの速いところではありますが、キャスト&リトリーブを繰り返します。

数投目のことです・・・・。

ギリギリのキャスト後、その少し手前で出ました。胴に乗ったところでしっかりと合わせをいれます。その動作は、いつもと変わりませんが、しっかりと重さが乗っています。いい感じで竿を叩き絞り込みます。とても良い心地で少しだけワクワクします。

つきまろのカーブ

とても素晴らしい曲がりのつきまろッド
とても激安竿とは思えなくなった曲がり?

しっかりと重みが乗ったあとは、刹那の駆け引きになる。

 つきまろは、その絞り込みに屈していないようです。つまり、まだその力に少し余裕がある感じです。感覚的には、更にドラグは絞り込みできそうです。改造されて、富士工業製SICガイドを搭載すると、良い仕事をしてくれているようです。ガイド位置はとても重要です。また、長年使って信頼のあるSICガイドは、それなりに良いものだと思います。(もちろん、釣りにはアルミナオキサイトリングでも問題ないです)もしそれが万能なら良いのですが、そのSICリングにも欠点があります。それは、とても割れやすいということです。一旦割れてしまうとそれはもう致命傷になり、釣りは続けられません。それ以外は、特に不満はありません。それもそれなりに強い衝撃が掛からなければそう割れるものでもありませんが、往々にして竿が倒れることや、岩や障害物にぶつけてしまうこともない訳ではありません。そこは、要注意です。

このやりとりも、わずか数分のことなのでしょうか。動画を確認するとランディングまで2分程度のことです。魚は、なかなか元気は良さそうです。

 

ネットイン


ランディング直後の一枚
ラバーネットのお蔭で魚への負担は少ないらしい

スケール1

斑なモスグリーンがまたいい
日が落ちる前だと撮影し易い

スケール2

産卵後で少しお痩せですか?
ナマズはその体色も体形も個体差があるように思える。また、地域性もあるらしい。おまけに止水型と流水型もあるらしいが、いつものところは本流筋なので結構な流れではあると思う。

 とても元気が良い魚でした。産卵も終えて、少し痩せたところから、また回復してくれている途上であったかもしれません。また、今年は餌が少し少なかったのかもしれません。少しスレンダーですが、それでもその首振りと、泳ぎは素晴らしいものでした。これがまた来年も続けばまだまだこのエリアは健全ということになるのでしょうか。ナマズは、かなりタフなので水から上げても元気です。(もちろん扱いは魚類には変わりませんが)

ふと、撮影しながら思うと秋も深まり、今年のナマズ釣りも終わろうとしています。一気に秋が訪れてきました。というより近年の秋は、あっという間に来て、冬になる気がしてなりません。それが何時頃からだったかは覚えていませんが。

その13(晩秋のつきまろ)へつづく

つきまろでんせつ うきまろのゆめ―112020年12月09日 16:30

 師走がやってきて早9日が過ぎてしまいました。本来なら、バタバタの月ですが、今年はどうなのでしょう。激動の昭和から平成、そして令和早々にこのコロナ禍ですが、国によってそれぞれまちまちですが、今現在はあの大国が最も感染被害がでているそうですね。先は誰にも判りません。
 それでも時は流れて行くのでしょう。
まだまだ、これから寒くなりますね。皆さんくれぐれもご自愛ください。

今は無きRYOUBIとのコンボ
試しに、今は無きリョ―ビのリールをセットしてみました。なんともいえませんが、つり合いが全くとれていないことは言えそうです。

それでは11に進みます。

 残影

夕暮れ時のつきまろ

なぜか、ボーっと映る感じがなんとも間抜けにも、怪しくもみえるが、うきまろリールは、必死の持てるものをすべて出し切る対応である。負けるなうきまリール

どうやら、竿の曲がりやその引き込み、首振る感じの大きさから、そう小さいものではないらしいです。いや、むしろ大きい方に入るのではないかと思いました。竿をゆっくりとリフトすると流れに向かう(逆らう)ところから、流れに乗る方へ走っていきます。とても面白くなってきました。竿は、余裕が少しまだある感じです。竿先は、無垢素材のガラス繊維であることは確認していますし、2番から以下の素材もグラスであり、何度も曲げてみましたが、全く折れる感じもしません。

魚は、尾鰭を振ってくねくねと流れに乗って下っていきます。月まろッドは、いい仕事しています。ライトを点けて水面を照らします。すると、まあまあのサイズが疑似餌を咥えて泳いでいるのが確認できます。彼女は、まだ少し力が残っているようです。足元下の岩盤スリットまで来ると、そのスリット沿いに下ろうとうとして泳いでいます。なかなかやるではないですか。

ここは、無理に寄せずに竿のテンションを保ちながら自分も流れに沿って下って行きます。いつも魚の姿が見えて確認できた時は、その釣りの詰めかまたは、後半に差し掛かったことを意味します。姿が見えると針が外れないことを念頭にやり取りも少し慎重になってくるのも、そこで多くの経験をした人は同じ気持ちが解るのかと思ったりします。ここで、針が外れてゲームセットになってしまうことは、とても残念なのは釣人であれば誰もが思うことでしょう。

時間にするとほんの僅かな時間なのでしょう。その間は、時間にして恐らく23分程度のものです。今度は、スリットの深みに潜ろうとしています。面白いです。その魚の必死さが伝わってきます。そこで初めて硬めに絞ったドラグが、何ともちゃちな音でギ―、ギィ―とたまらず二度ほど鳴ります。何とも超短距離ですが、それでも、最後の力を振り絞る姿に思わずニンマリしてしまいます。

そろそろネットの出番です。背中のネットに手を掛けます。

最近動画を見ていると、多くがそのまま抜きあげているようですね。強いラインに強い竿なのでしょう。PEラインとか使うのが今のメインらしいですね。私は、この釣りにはナイロンを使っています。もちろんベイトキャスティングリールにも。それでも20Lb=約5号という太めのラインを使っているので、不自由はありません。今回は、うきまろリールオリジナル3号ラインをそのまま使っています。どちらにせようきまろリールでは、3号以上だと思うような釣りが出来そうもありません。それは、その構造上あまり太すぎると糸巻量も少なく、その口から放出されるラインの抵抗も大きくなります。巻いても4号までかな?と思っています。昨今は、3.5号という太さもあるみたいなのでそれでもいいかもしれませんね。PEラインだと、もっと太いものを使っているとか聞きましたが、それでも釣りになるし、なんでも疑似餌が引っかかっても回収できるとか言っておられる方がいましたので、ある面理に適っているのかもしれません。太めのPEラインだと回収も抜きあげももちろんできるでしょうね。それでも2㎏超えのナマズがグネグネやると針も曲がったり伸びたり、折れたりしそうです。私も何度か高い足場のところを抜いていて針が折れたことがあります。そこは、要注意かとおもいます。何れにしても、総合的に判断すると私はやはり、ナイロンですね。その先にはバイトリーダーがセットされています。(歯切れ対策です。)

 さて、ネットを出していよいよランディングです。

一度目、ネットを水に付けて構えるとそのネット驚いた魚が距離をとろうとしたのか、逃げようとします。小さい円を描いて再び寄ってきたところ2回目のトライに入ります。

 

ランディング1

ランディングの瞬間

 

 水飛沫を上げて、ネットに収まりました。そこは動画カットなので多くの写真家がとるような豪快でピントのあった画像は撮れません。説明がないと最早なんだか解りませんね。

 

ランディング2

水飛沫を上げて最後の抵抗をするナマズ

ずっしりとした手ごたえがあったネットイン直後

 

手中に。

手中に納まるとはこのことだろうか
しかしながら、なかなか必死の戦いである?

バーブレスフック

がっちりと針掛かりしている

フロンドフックがその口蓋の外側から入っていた
猛烈なアタックだと想像できる

 さてネットインしたままの状態でまず撮影してみます。色は一番まだいい感じで出ている瞬間です。LEDの光だと、モスグリーンの迷彩柄に見えます。

昔から紙面等々でよく見かけるナマズの絵は、その背中が真っ黒ですね。案外生きたナマズを見る機会もそうないのかもしれません。また、水の中だともっと黒っぽく見えたりするので、そのイメージが強いのかもしれませんね。何とかキャッチしました。一仕事終えた感じがします。早速、ベルモント社から出ているナナゴスケールというものを使います。これがこの釣りには丁度良い長さです。しかも幅があるのでその上に乗せることができます。バスメインで考えられたようですが、ナマズにもつかえますが、一つだけ注意点があります。ナマズはその滑りでつるつるしてしまいます。思わずその枠から出てしまいました。

一人での作業はなかなか思うようにいきません。
撮影した後、彼女には、また帰ってもらいました。

 

キャッチ直後

そのリールの表情は、全く変わらない

常に笑みがこぼれているなんともシュールな画と表現しても良いのだろうか?常に笑顔のリールと常にクールな目をしたジタバグ

本多忠勝

照らすLEDライトの当てる角度を変えてみるものの

なかなかうまくは撮影できないが、月竿の文字は良く見える長い髭から貫禄の姿は戦国武将なのか


その12へ流れて進みます。

つきまろでんせつ うきまろのゆめ―102020年12月02日 17:46

2020年師走になりました。
個人的には、ほんと今年は、ただただ自粛の年だったような気がします。
そんな中、昭和の夢が消えていきました。
昭和のゆめ

 故岡田師匠が協力した四万十川のこのストーリーは、今でもフェイバリットです。 しかしながら、当時の連載ではもうかなり終盤に差し掛かっていて、その多くを知らない人の多かったです。
蓑魚と三平

今のようにデジタル空間は0ですから、一般の人はおろか、釣人も知らない人が多かった頃です。私が学生時代ですから、もう35年前前後になりますが、同級生から、卒業したら四万十川へ潜水艦を釣に行こうと言われました。今でも基本はライブベイトとは思いますが、当時の釣のスタンダードがこれだったと思います。
昭和のゆめ2

 船をドラグにするのは当然の成り行きでしょうかね。その後、疑似餌で釣るということの方が大頭してきました。師匠のお話しでは、48kgがレコードだったようです。また、当時古老の漁師の話では、やはり150㎝超えの話でした。大島周りの船下によくサスペンドしていたらしいです。昭和の中頃まではこのような超大型もいたと聞いていました。今は、動画発信で晒し物にされているみたいですが、それも世の中の流れと言えば、逆らえませんね。
おとぎ話
夢だけは、心の中に仕舞っておきたいと思います。

さてその10へ突入です。

 気を持ち直して移動することにします。

うきまろ幻影

夕マズメの時間が終わりに近づいて、日が暮れてゆくのでした。疑似餌にケミホタルという発光パイプを取り付けます。これがないと夜は全くルアーがどこを通過しているのかわかりません。このケミホタル搭載ジッターバグのお蔭で夜釣が画期的に面白くなりました。更にケミホルダーと言う専用パーツのお蔭でそれも更に良くなりました。それ以前は、直貼りタイプのものでした。これが、ほんとのホタルを誘います。とても不思議ですが、人工的光とホタルの放つ光と交互に目に入ってきます。20分程投げ続けましたが、どうも掛かりません。少し元々ない気合が更にだれてきました。

そろそろ彼らの活動時間なのですが。果してヤツは出てくれるのでしょうか。プッシュボタンを押すと“カチン”というピンが格納される金属音が何ともいえないです。それは、スピンキャストマニアなら誰もが経験することです。18gのジッターバグは、いい感じで竿にウエイトが乗ってきます。前に弾きだす感じで投げると、良い感じで飛んでいきます。結構ライナーっぽいキャストもできてなかなかよい感じです。子供の頃をまた思い出してしまいそうになります。なぜかこのシェイプとデザインが物凄く好きでした。恐らく近未来的なところ?のデザインに惹かれていったのかもしれません。サンダーバードがめちゃかっこいいと思ったころですから。ここら辺が既に中高年親父の発想です。

ルアーが着水と同時にハンドルを回すと、パチンという金属音がしてオートマチックにピンが出てきて糸を拾います。回すと直ぐに巻き取れるようになる、半オートな仕組みのリールです。それは、現在のベイトキャスティングリールでは当たり前ですが、スピンキャストリールにも同じ使い方で直ぐに巻き取れるシステムになっています。(もちろん構造が違いますが)

また、この不朽の名作疑似餌は、素晴らしいアクションで、水面を叩いてきます。甘いポコポコという空気を噛んだサウンドがなんともいえません。結局のところこの特徴的なカップが無ければこの独特のアクションとサウンドは得られません。現代のルアーは、改良されてより釣り易くとても品質も良いですが、それでも元祖あってのことです。素晴らしい、の一言に尽きます。これは、裏切ることはありません。こんなルアーはそう多くないと思います。少し残念なところといえば、その生産国が大陸に移り、その作りの雑さを感じます。これだけはどうしようもありませんが、一体どのように生産されているのでしょうか。とても気になりますが、その工場内を見る事はできませんので解りません。まさかとはおもいますが、これまた辛い労働環境を強いられているのかもしれないと思うと、遊び道具に影が落ちてきそうです。そうでないことを祈るばかりです。大陸は、共産主義が基本なのに、経済は一部資本主義に近いところもありますのでそれが大きな矛盾といえば矛盾ですけれど。

さて、夕暮れが過ぎようとしています。既に太陽は、すっかり沈んでいます。目視でぎりぎり見えるか見えないかの時間帯です。ルアーはその背中に背負ったケミライトだけが頼みです。それもトワイライトでは、良くみえません。そんな表現を私の父は、夜明けのガス灯といいました。そのガス灯なるものは、私が既にもの心ついた時にはみたことがありませんので、何とも解りにくい表現でした。

本流の流れが岩や、僅かな落差で、水音をつくり、なんとも暑い夏には心地よいです。その音に交じってあのカチッという金属音だけが耳に残ります。これが、時々邪魔をしてくる、蚊や蚋が居なければもっといい感じの夕マズメです。

20分程キャストを繰り返してみますが、反応はありません。今日はもう駄目かな。とおもいつつ、日没ギリギリの中、月まろは、仕事をこなして行きます。いつも夜になるとおそらく付いているであろう、スポットへギリギリのキャストをします。

着水音が聞こえたあと、リールを巻きますが、比較的流れの弱るギリギリのラインを月まろの竿先で疑似餌を左右に動かしてみます。一体これが、カエルに思えるのか、この音がそのカエルに近いのか彼らに聞いてみないことには解りませんが、餌と認識できる音なのでしょう。

私には、自然界に発生する餌の音にはまったく聞こえませんし思えません。そもそもポコポコ音を立てて泳ぐカエルなど一度もみたことがありませんから・・・。強いて言えば、丘から水に飛び込む音は、ルアーの着水音に近いのかもしれませんがそれも、魚に聞いてみないとわからないし、聞いても答えてくれる筈もなく。

その捕食音は、パコーンという疑音としていつも例えられるのですが、それは、突如水飛沫を上げてヤツが襲いかかります。流れの音と、うきまろリールからでるカチカチという小さな巻き取り音の他に、思わず「のった!!」という私の声と、その豪快な捕食音とその水飛沫の弾ける音が何とも心臓を高鳴らせます。この釣りの一番面白いところでもあるでしょう。

竿がしっかりと胴に入ったところで合わせます。といいながらも、往々にして早合わせしてしまうことも多々あります。そんな時はもちろん針掛かりしません。また、一呼吸置いて竿に重みが乗ってから合わせたとしても掛かっていないことも多々あります。(針が掛かりさせるための動作が入ってきます。これを釣ではアワセといいますがそれも今更私が言うことでもなさそうです)はたまた、しっかりと重みが乗ったあと、ガツガツと竿を曲げてその暴れる魚を竿が捉えても、すぐに外れてしまうこともしばしば。それもこれも一切合切含めてこの釣りが面白いと感じるところではあります。それも相手が存在して成り立つことなので、彼らが住める環境がまだ残っているだけでも良いことだとしましょう。

野生の生き物は、環境が崩れると一気にその生息数を減らしていくことも多くあり、その先は絶滅へのカウントダウンでもあります。それだけ人間がつくる環境は、彼らにとって脅威となる場合も多く存在することを忘れてはならないと思ったりします。一方で我々は、この今の自然環境の前に成すすべもないことがあまりも多くあります。

竿が曲がる1

一気に竿を絞り込む
しっかりと曲がり込み胴に乗ってくる感じは、好印象を与えるブランクである

ちゃんとガイド位置を設定すれば、それなりにいい竿?ではないかと思う。
しかしながら、それは経験者でないとても難しいこと(現実的ではないこと)になるかと思う。
竿に重みが乗ってくると、その先に魚が付いていることは明確になってきます。生命感のある首振りが更に小さな興奮を増幅させて行きます。それが釣りの面白さの一つでもあると思いますが、多くの子供達にもそれを感じて欲しいとおもいます。自然は、常に共にあるという感覚とは少し違う生命感を感じとることができるかもしれません。それは、更にその先の大切なものへと繋がるかもしれません。どうぞ子供達の中にそれが伝わることができるなら、それは大切な情的資源になるかもしれませんね。そこは経験のみで理屈ではない部分も大きいとはおもいます。うちの子が小さい頃理屈ではない楽しさと興奮を抱いていたことをおもいだします。次の日釣りに行くとなると全く寝られないほど興奮していた頃を思い出しました。生命感、躍動感のある野生の抵抗というのは、それを仕留めたいという本能が呼び覚まされたような気がします。

竿が曲がる2

よい感じで竿を叩く感じが伝わる
その曲がりは素直で違和感がないように思える。但し、ガイドは変更が必要かと思う。活かすも殺すもという感じになるがそこは致し方ないところである。

首振りと抵抗を竿で吸収しながら、ついついいつもの感覚でリールを巻いてしまう自分がそこにいました。何回かハンドルを回して、はっと気がつきました。「これは、スピンキャストリールなのだ。」と・・・。ハンドルを回しても全く巻き取れる感じがしません・・。そうです。このリールの特徴の一つでもある、圧倒的な非力さです。それは、スピニングリールの感覚さえ、忘れさせられるほどの非力さでもあります。かといって、もともと高性能ドラグとは無縁のスムーズさは、締めすぎると糸切れに繋がってしまう、今流行の言葉で言うとフルロックという言葉なのでしょうが、なんともそこは危険なリールでもあります。それを補うようにABU社のマチックには、シンクロドラグと言うシステムを搭載しているものがあります。それはとても優秀であるとおもいました。

ベイトキャスティングリールの巻き取り感覚から、一気にスピンキャストリールの感覚に戻して対応します。それはそれで楽しいものです。それも釣りの楽しさの一つに加えることができたなら、更にあなたの釣も楽しいものになることでしょう。まさに大人の遊びといいたいところですが、慣れてくるとお子さんでも可能なことと思います。むしろ、ロッドワークは、リールが非力であれば竿を使わなくてはなりませんので、あなたの期待のお子さんも将来良い釣師になるかもしれませんね。

その11へつづく

つきまろでんせつ うきまろのゆめ‐92020年11月22日 17:54

 今年の11月連休は、いろいろと曰く付きになってしまいましたが、房総への旅行客は絶えることがないほどのごった返しでした。日ごろ、人が殆ど歩いていなくなってしまった地元の街も今日は異常に多かったです。キャンプ場もいっぱいでした。デイキャンプとイベントが行われていたようです。
これが、密なのかどうなのか私には判りませんが。
そんな、現状ですが、いったいどうなっていくのでしょうか。先は誰も判りません。
さて、その9へと突入します。

DAIWAファントン200

なんとも今からは考えられないことが書いてある
こうなるには、諸事情があったことだろう

ファントン2002

カバーを外したところ
この頃は、まだ大口フロンドカバーは採用されていない
フロントカバーは、マチックの匂いがするが

現実は、古いグリスの匂いしかしない

ファントン2003

後方のプッシュボタンを押したところ

この位置でラインがひっかからないようにしている

ファントンギア

ギアボックスギリギリのメインギア

基本構造は、この頃からほぼ同じだが、ボックスギリギリギアである。

ギアボックス2

アルミダイキャスト製とはいえ、なかなかの重量感である

 

ZEBCO2021

少年がかつて抱いた夢は、舶来品の中に存在していたように思える

ZEBCO202USA

アメリカ製の刻印がきっかりとその堂々たる場所に

 恐らく、スピンキャストリールの大口フロントカバーという大口径のフロントカバーの製品を発売したのはダイワ精工ではないかと思います。当時王道中の王道と呼ばれるZEBCO社には、採用されていませんでした。もちろんあの名品ABU社にも採用されていませんでした。(それは505系のアンダースピンというタイプのリールとは違います。)

それぞれのフロントカバーを外す

それぞれ、フロントカバーのライン放出口の大きさが違う
理屈から言うとダイワ精工が一番大きいのだが、なぜこれを他社が採用していないのかは定かではない。キャスティングコントロールと言う点を主眼に置くと、大口にはならないという意見もあるが。

 

 このうきまろリールは、その内径が多少大き目になっています。またこの部分だけステンレスを採用しているように思われます。それが功を期したかどうかは何ともいえませんが、思ったより良くルアーが飛んで行きます。もちろんロッドにSIC リングを搭載したガイドということが影響しているのは間違いありませんが、それにしてもセットもんのおもちゃに近いリールであっても、釣りになる飛距離が出るということは、私の想像以上です。また、錘の適合値まで記されていて、丁度5/8ozの約18gは、竿にきっちりと乗ってきてとても投げやすいです。適度な硬さです。狭いポイントもきっちりと投げることが可能です。なかなか優秀な竿になりました。この釣りに関しては、そう高速で巻くことはしないので、いつもどおりアクションも可能です。リールとブランクは及第点と思います。

着水後。
 竿先をツンツンと揺らすと疑似餌はお尻を振っている様子です。なかなか軽快、とまではいきませんが、問題のない釣りができていることに少しの安心感も出てきました。ただし、河川の本流、支流での上流に投げて、下流に引いてくるというスタンダードなコースは少し苦手なようです。全くリールが追いつきません。ここは流れを横切らせるクロスキャストというパターンか、流れに逆らってルアーを操作するダウンクロスキャストに絞り込んでの釣になります。河川では単純な流れだけではなく、反転流やその流れ方や落差、支流との合流によって案外複雑なものです。魚は基本的に正の走流性をキープしているもので、流れに対して頭を向けています。そういう意味でもダウンクロスキャストから逆引きというパターンは、極自然な餌の流れとはいかないと思います。ただし、遊泳力を持った餌が流れに逆らってそれこそ姿勢をキープしているのをしばしば目撃するかもしれません。そのイメージで疑似餌を動かしてみるとドンピシャな場合も多々あり、あなたやあなたのお子さんと感動を得ることになるかもしれません。いやきっと感動を得る事ができるでしょう。私が子供だった時と同じように。このコンタクトの瞬間は、きっとあなたのお子さんを魅了することでしょう。

 

 単独釣行というのは、子供の頃からあまり好きではないものの、一人で夕方の1時間程度の遊びではそうなりがちです。それは、自分の都合だけというメリットを生かすとなれば必然になってきます。よって、ヒットした瞬間を多角度から撮影してくれる人はいませんので、その様子の画像がないのが少しだけ?残念でもあります。それも致し方ないところです。

 キャストを繰り返すと、ダウンクロスでコースを通すとバン!と水飛沫を上げてヤツが出てきました。いつもそれは、ハラハラ、ドキドキです。生命感があり、そこに間違いなく、対象魚がいることがわかります。集中力も加算されていきますが、リールの表情は、常に笑顔で気が抜けそうです。疑似餌は、ポコポコという心地よいサウンドを放ちながら、いつものスピードで巻いてきます。やはりこのリールでは多少忙しくなります。最も忙しくなるのは、回収時です。かなりの高速で巻き上げるつもりでハンドルをくるくると素早く巻いても、その元々のギア比がかなり低速なので案外手元は、忙しいものです。テニス肘を患う私にはあまり良くありません。

数度程同じところへ投げて同じコースを引いてきますが、もうヤツは出てきません。残念ではありますが、それは良くあることです。反応がないので、諦めて、少し移動します。

移動後、同じくダウンクロスキャストで誘いを入れていきます。一投目で反応がありました。水面がざわついて動きます。ヤツです。すかさず回収して、もう一度そこに投げています。疑似餌は、良いところに落ちました。そこで竿先を操作して動きを与えます。出てきました。今度は、追ってきます。しかし、針がかりしません。

 大きく息を吐いて、少し間を置いてから再びキャストします。ここはオートいぶきです。

今度も良いところへ落ちました。アクションをかけていきます。小さく波紋がでました。“頼む、かかってくれ”という気持ちとは裏腹に、彼はもう水面を割って出てくることはありませんでした。この釣りは、そんなことも多いです。

 

 気を持ち直して移動することにします。

その10へとぐいぐいいきます。

つきまろでんせつ うきまろのゆめ―82020年11月20日 17:04

11月もあっと言う間に後半になってしまいました。南風強く気温も軽く20℃を超えています。こんなことって今まであったかな?とも思います。

さてそのまま8へなだれ込みます。

 折角だからと、近くでなんとかなりそうなターゲットとしては、やはり暗闇の忍者であるヤツ・・しかいないとしました。つきまろの相棒は、元祖ノイジーである彼、そうジッターバグです。その歴史については、ここでは省略しますが、このルアーは、先の大戦前に完成しています。これは、我々日本人にとっては到底考えられない次元です。それだけアメリカと言う国は当時からとても豊かだったと思わせられます。しかもそれが、現在も販売されているということは、更に脅威です。現在その会社は、オリジナルではありませんが、会社名や商品名であるジッターバグは未だ現役です。私は、ナマズ釣りに於いてほぼこのルアーとそのファミリーしか使っていません。それだけ信頼している疑似餌です。現在日本には、その疑似餌を参考に基本から改良されてとても良いルアーが多く存在していますが、やはりコレ=元祖に尽きます。それだけ名品だと思います。

 そのジッターバグの中でも視認性がとても良いウキ色のカラーを選択します。サイズはスタンダードの5/8ozやはりこれでしょう。そのルアーに決まりました。

次に、ラインつまり道糸はどうするか?ということですが、この際ですからとりあえずリールに既に巻いてあるオリジナル3号という糸を使うことにしました。ある意味冒険ですが、最初から日本製高品質ラインを使うのもなんだな~というノリです。そこは、オリジナルで勝負してみましょう。ラインは何処製とも記載されていませんが、恐らく大陸製ではないでしょうか。ラインが少し不安ではありますが、そこはやはり変更無でいきましょう。

ガイド設定


ご丁寧に基本中の基本から図示されている

とても解り易い

 

 さて他のギアは、フル装備で抜かりはありません。しかしながらやる気モードをなんとも緩くするリールにある顔をみると力はぬけそうになります。人目を気にするととても恥ずかしくもなりますが、そんなことを気にしていても仕方がありません。むしろ、息吹でそれをカバーできないものでしょうか。

いっそのこと、千葉先生が、もってTVCMか動画配信して欲しいものです。またそれは、本郷猛先生でもいいかもしれません。

 

いつもの場所では、人は居ても釣りに関心のある人にはまず出会いません。時々軽トラで来られる犬の散歩に来られる初老のおばさんかおじいさんくらいです。またある時は、私の目の前をダッシュして横切る、キョンにも出くわしました。またそれが、川をゆっくりと泳いで行く姿もみました。こいつは水陸両用なのかとおもいました。まあ野生動物には予め備わった運動能力なのでしょう。大陸から連れてこられても、この繁殖力はもの凄いものです。もちろん今害獣として駆除対象に入っている動物なのですが、彼らも意図的に連れてこられた生き物です。人間というものはなんとも都合の良いものですね。今では、厄介者、外来生物と化しています。彼らの言い分があるとしたら、勝手に連れて来て、勝手に処分かよ!だと思います。きっと。ちなみにキョンの肉は大変美味しいらしいです。私は、食べたことはありませんが。これだけキョンだらけだと駆除後の利用法もあってもよいのかと思います。(一部で利用されているらしいですが)

 

 そんないつも場所で、まず投げてみることにしました。プッシュボタンを押して投げる瞬間に、それを離すと糸が出て行く仕組みです。これも基本から解説図示されていることに、これが低迷する釣りというレジャー、スポーツの復興を願う思いが込められていると思うのは、私だけでしょうか。あとは、あのリリースする瞬間のコツを掴めばあなたのお子さんも立派なキャスターです。私もなんだか初めてスピンキャストリールで投げてみた1970年代へタイムスリップしそうです。わくわくして投げたこと、投げ竿でトライしたこと、当時ダイワ精工がフルラインナップしたシルバーキャスト、ゴールドキャストが発売されて、店に並んでいたこと。一体どんな人が買って使うのだろうかと思ったものです。今は、もう存在していない呉のささき釣具で買ったあのシルバーキャストミニもまだ実家に転がっていたのを思いだしました。40年以上も前の話ですが夢がまたふつふつと湧いて来そうです。その時代にバックしてしまいそうになります。今は2020年ですよ。当時のささきつりぐは、あまりにも忙しくて、中に入ることすれままならない時代でした。多忙に多忙で家族総出できりもみされていた頃、昭和50年代のことです。

投げ方説明

ZEBCO202

ついつい夢が拡がる
ZEBCO 202

ファントンと呼ばれていた

こちらは、シルバーキャスト以前のダイワファントム200

箱にはファントンと書いてあったように思う

 


その9へつづく

つきまろでんせつ うきまろのゆめ-72020年11月16日 17:18

11月も半ばをあっと言う間に駆け巡って行きました。
コロナ感染拡大も少し勢いが増して来たようです。
先日、お茶うけに食した吉原殿中です。水戸藩由来ですが、感じは五家宝に似ています。
地味に美味しいです。

吉原殿中

それではその7へ突入します。

実践投入

うきまろッド突撃

ウキいろ

実践投入前:上と戦い抜いたその後:
もう二度と販売される事はないと思われるjapan specialのウキ色だが、是非復刻を願いたい。夕マズメにはケミホタル無でも良く見えるのはとてもありがたい。この釣りには、視認性が最も重要な要素の一つでもある。

うきとつきとばぐ

隠れた名品カラー?

だと思うのだが既にそれは生産されていない

 

その威力とは?

うきまろリールオリジナルとのコンボ

ひと昔前の夏の釣と言えば、ズバリ私の中では、シイラです。そうあのシイラです。時々マヒマヒとか言われてグルメ番組に出てくる?あのシイラです。しかしながら、どちらかというと海外の方が人気なのかもしれません。釣関係のアパレルでも良く見かけます。外洋では、非常にポピュラーなおさかなです。

もうかなり前のことになりますが、沖釣りと呼ばれている一般の船釣りではあまり評価が良くなかったのを覚えています。むしろ、邪気に扱われているのをこの目で何度も見てきました。それは、ぺんぺんと言われる80㎝くらいまでのものから、130㎝くらいある大型に入る立派なおでこのオスシイラであっても、その綺麗な体色とは裏腹に、適当に扱われていました。彼らのほとんどは、捨てていました。リリースという名の捨てる感じでした。なんとも不本意な評価でしょうか。地方によってマンビカとかマンビキとかトウヤクとか言われています。一説によると、昔は死体の下によくついていたとか言うことで、シビトクイとも言われていたそうですが、実際は死肉を食べることはありません。どちらかというと他の掃除屋さんが食べていると思います。その昔、私の父が申すには、巡洋艦(駆逐艦?そこが定かではありません。今度墓参り時に調べておきます)が撃沈されたあと、浜に遺体が上げられた際、その遺体の中から、アナゴが出てきて以来アナゴが食えないと言っていました。大のアナゴ好きな私が小学校低学年の頃よく聞かされました。父にとっては、先の大戦時には、既に小学生でありました。その時代は、まだ戦後30年といった頃の時代ですから、多くの戦争体験者の方々でした。もちろん、私の祖母も母も物凄い空襲の毎日を生きてきた人達でした。

大型シイラ

大型雄のシイラ14.520077月の駿河湾での釣果
バンブーロッド(竹竿)フライで上げる(吉田氏)

この時、セットされていたリール=フルーガーメダリストは破壊されてしまった。船で追ってキャッチできたが楽しい時間だったがまたまた残念ながら、その画像が消失してしまった。

 

話を元に戻します。

 それが、ルアーフライと言った、疑似餌釣り系になるとその評価は一転しました。ルアーで釣るシイラの映像が、釣番組で出てくるようになりました。ルアーに襲い掛かるシイラの勇猛ぶりや、その海の中を全力で疾走しては、大きく飛び上がる有様は、とても刺激的でかっこよいものに見えました。まさにマンリキ、マンビキです。そのうち夏ともなれば、専用の船もあり、現在でもとても人気の釣です。もちろんシイラ釣りは、私も好きな釣りの一つです。そんな夏のシイラ釣りも何年も行っていない気がします。あの10㎏を超えてくるとそのパワフルな引きは、マンビキ、トウヤクの名に相応しいものです。

 さて、シイラの話はこれで最後にしたいと思いますがいつの日かまだ釣ったことがない20㎏以上が釣れたなら、一度シイラだけで何か執筆したと思います。今年もコロナ禍でなければ、このタックルでシイラに挑むことを企んでいました。悪い大人の企てです。それはうきまろリールの破壊を想像してしまいます。あのかわいいキャラの目が笑顔のまま破壊されそうです。その前に彼の誇らしいダイヤルドラグが先に破壊されるかもしれません。

あるいは、そのうきまろラインが一瞬にしてはじけ飛ぶかもしれません。そんな想像をしながら、改造するのはとても楽しい感じです。悪い大人です。

それでも、ロッドのパワーと構成、そして富士工業社が誇るガイドリング素材のSICリング搭載なら、10㎏を超えるシイラとのやり取りも問題ないない?かなあと思いましたが、リールはその攻撃に耐えられるかかなり不安があります。もし耐えたとしても、その糸巻き量は、たったの75mしかありません。それはかなり危険です。できるだけ10m以内で掛けたいものです。それでもラインはすべて出されてしまうか、途中の摩擦に耐えきれなくて切れてしまうかもしれません。なにせあのこころ細いピン1本で支えてあり、そこには熱が発生するからです。そこを、ある程度のリールに換えて使うことも考えてみましたが、それなら獲れる自信がありますので、とりあえず却下としました。

 いずれにせよ、日ごろお世話になっている船長が沖へ連れて行ってくれなければなりませんので、この夏は諦めるしかありません。そんな2020年の夏です。本当なら、東京オリンピックで盛況の夏です。それも、幻影でしかないようです。なんだかすべてが幻影であったり、幻だったりしてきました。憂鬱な暑い夏です。暑さだけがリアルです。あとはすべて幻、幻影に見えてきました。

つきまろ完成

幻影と戦う、つきまろッドコンボ

つきまろ完成2


軒並み先輩を踏み台にするつきまろとうきまろ
その笑顔のリールが、幻影では破壊されてしまうのかもしれないが下剋上を狙う


その流れで8へつづく