つきまろでんせつ-うきまろのゆめ-12020年10月17日 16:23

 さてさて、今日はとても寒い一日です。急に冬になったほどに感じます。こたつ出したい気分です。みなさんも、ご体調にはくれぐれもご自愛ください。
 さて、今まで年代の時系列に沿って再編集してきましたが、これは、原文から初公開になります。
 ブログってもうほんと情報ツールとしては、終わっているそうですね。
私は、プロでもアマでもないレベルですので、それなりに解りにくい部分も多々あろうとおもいますがその点は、何卒ご了承ください。
 月竿とこの内容が擦り合わせできない方もいらっしゃると思います。相当お付き合いの長い方ならご理解できるとは思いますが。

さて、でんせつへの始まりとします。

saragosa14000/18000
2010年新品当時の撮影 SARAGOSA14000/18000

特別番外編

つきまろでんせつ

うきまろのゆめ

うきまリール1


はじめに

※本編は、うきまろ発売元と関係ありません。また、以下本文のそれを推奨するものではありません。

 

 コロナ禍が続いてもう半年が過ぎようとしていますね。そして、2020年もあと僅かになりました。あらゆる障害が出ていることは言うに及ばずですが、それでも世界が混沌の中で活路を模索しています。それは国によってまちまちです。また国によってまちまちであるということは、個人の考え方もまちまちで1方向では動いていないことになるのでしょうか。それも多様化という言葉で済まされるのであれば、良いのかもしれませんが、そう単純ではなさそうです。

 そんなコロナ禍で、我が国に於いては、にわかにアウトドアブームが来ているとかいないとか。風の噂というのは、本当なのでしょうかね。今それをそうだとは私は言えませんが、そんなことを彷彿とさせるように、土日、連休ともなれば、夏場地元の海水浴場はすべて閉鎖なのですが、渋滞は続くほどです。例年程ではないですが、それでもコロナ禍での中で皆さん、外でということはあるようです。人間外にでるなと言われればそうしたくなるのも致し方ないことなのかもしれません。

 そんな7月も過ぎたころ、うきまろセットが届きました。風の噂は続くのですが、どうも空前の大ヒット商品とも聞きました。

本編はそれをつきまろ改造計画として、勝手に自己責任で行ったものです。笑いが取れればいいなと思ったのですが、そんな、センスもありません。また、それを動画サイトでアップすればよいのかもしれませんが、それも私には向いていないようです。むしろ釣チューバ―とか言われるのもそう重要とも思っていないのかと思ったりもします。よって旧式で若者が誰も読んでくれそうもないにも関わらず、この前世代とも言われるブログ形式にアップすることにしました。

 ただ、堅物とイメージされそうな私であっても、案外子供の頃からの“あそびごころ”は捨てていません。いや、未だに持っています。それを汲んで読んで頂ければ幸いです。

 

がまかつ伝説

がまかつと聞いて、まず浮かぶ言葉、“釣り針はがまかつ~”というTVCMという方は、まず昭和の世代でしょう。そして、私が真っ先に浮かぶイメージ、それは、千葉真一氏です。そうあのJACのいや世界のアクションスター、ミスターソニーチバです。もうすべてがそのイメージです。けんか空手極真拳のあの千葉さんです。いやもっというと普通は、‟影の軍団“なんでしょうけれど、いやいそこは、少し違うんです私は・・・。さてそれでは何か?というと、そうです、少林寺拳法です。千葉氏が主演の映画と言えば、宗道臣先生の人生を描いたもので題名もそのまま、少林寺拳法なのですが、その映画は、オープニングからかっ飛んでいます。その千葉さん演ずる道臣先生が、いきなり中国(満州だったか)でマシンガンを打ちまくるというあのシーン。あぁすみません。かなりマイナーですね。その千葉さんの、TVCMというと、我々の世代普通は、ハウスジャワカレーの宣伝ではないでしょうか?“さわやかな大人の辛さ”が売りのあの宣伝です。故野際陽子さんとの共演でのあのシーンまさに大人のカレーって感じでした。しかしながら、そんなことは本題であろう筈はありません。そうあのCM、かっこよ過ぎた、あのがま磯マーク、そしてがま鮎、の千葉さん、硬派の漢のイメージのかっこよさです。それと、がまかつが上手く相乗効果をだして最早不動の漢の道具感を漂わせました。そこに、当時子供の私の入る余地はありません。しかもそれは、かっこいい大人の漢の道具、男の道具、それです。そのイメージです。

がまかつ=千葉真一=アクション俳優、極真無頼拳のそのイメージでこのまま突っ走るしかないようです。千葉さん扮する大山倍達先生のあのビール瓶を切る、あの、牛を倒す最強のイメージと、がまかつハイカーボンロッド。

つまり最強の竿ということでしょうか。そんな硬派で男の道具で、その先の針は、最強の刺さり。即貫通!狙った獲物は外さない、そんなイメージしかありません。

 その超ハードボイルドイメージから40年以上経過すると、それは別世界が待ち受けていました。がしかし、どう考えても千葉さんが忍者の恰好でこれを持っているとは思えません。

服部半蔵もびっくりです。むしろ、忍者はっとりくんが持っていた方がまだましに思えます。そんなイメージとこれから訪れるゆるいイメージがインスパイヤすることがあるのでしょうか?不安は、隠せません。

うきまろッド&リール

千葉真一氏が持つかもしれなかったその道具とは。

うきまろセット1

説明書きは、簡単に読めるけれど、漢字記載なところは、やはり小学生以上が対象なのでしょうか?そこはお父さんお母さんが読めればそれでよいのだが。仮名は振った方が小学生低学年以下のこどもには良いかもしれない。

 

うきまろッド以下うきまろということにします。その台紙からも、ゆるキャラ化した、うきまろのファミリーが釣りにでかけるファミリーを意識したものと思われます。いや恐らく、誰が見てもそうでしょう。何ともアットホームな感じがします。うきまろとそのファミリーを囲んで、かわいい、イワシ、アジ、そしてわざわざコッパグレとまで書いてあります。そして、カワハギ、セイゴ、ハゼ、メバル、キス、サバ、カサゴ、まさになんでも来い!のスーパーマルチパーパスなセットです。そこには、海への夢が満載されているようです。ご丁寧に、うきまろロゴ入りの赤いリール止めまで予備として付属してあります。糸もついて(セットされて)まさに、昭和のストロング釣具を彷彿とさせます。

いや待てよ??これは、がまかつなんだよなぁ?

何度見てもがまかつは、がまかつです。あの世界の釣り針GAMAKATSUです。そこには男の道具、極めた大人のみが知る究極の竿と究極の針のイメージはありません。大山先生の手刀がビール瓶の口を切り飛ばす、刀の切れ味の如く、いや本多忠勝のトンボキリの如く・・・・・・・のイメージは、全くありません。それは、過去への完全否定なのでしょうか?

それどころかそれは、全く異次元のところに存在するものです。

激動の昭和の夢は、脆くも崩れ去り、達人のイメージ=千葉真一のかけらも存在しませんが、それでもがまかつの銘は捨てていないようです。そんなうきまろですが、気に入りました。その選択に、スピンキャストリールが採用されていることもそれを助長しているのかもしれません。漢の道具、洗練された大人の道具から、なぜか次元の全く違うファミリーへ、そしてその中心は、キッズたちであることは容易に理解できるところです。どちからというともう忍たまです。恐るべし、ガマカツ。恐るべし、うきまロッド&リールセット。しかもそれは、至れり尽くせりの糸付です。果してどれだけ売れて、どれだけ人を幸せにするのでしょうか?それは、販売する側だけのものなのでしょうか?明日への釣師を夢見る子供達のものでしょうか。それは、すぐにゴミ箱へと直行することもあるのでしょうか?

 そんな千葉真一さんと、うきまろのギャップはあまりにも大きく、天と地の差ほどもあるのかもしれません。

 それにしても、千葉真一氏の持つ竿はほんとどちらもかっこよかったなぁ~。そう思うと、何故か倉田保明アクションクラブが思い出されたり、志保美悦子がヌンチャクを振り回したりする映像が浮かんで払拭できなくなりそうです。そうなると全く収拾がつかなくなってきます。

はたしてその最強遺伝子は、受け継がれているのでしょうか。そんな勝手な思いとは裏腹に、当時と現在を結びつけられる人は、一体何人いるのでしょう。うちの両親なら解る世代かもしれませんが、違う意味で忘れているかもしれません。

その2のでんせつへつづく