楽園の終焉-小楽園の幸福2011-11 ― 2020年09月01日 16:38
-おまけ-
それは、幸楽苑のおまけではない。
けれどもレンボンガンにもそれは・・・あるのかもしれない。
何時の頃かの釣りDVDにおまけのコーナーが付いていた。
私が思うには、ジャッキーチェンの映画の最後のNGシーン連発のイメージなのかも知れないが、そのDVDは、主人公が酒に深酔いしてぐちゃぐちゃになっているもので、損をした気になってそのおまけのせいでぶち壊した感じに思えた。何ともとても残念に思えたのは私だけではなかったと思う。
それが何だったか記憶には無いが、おまけでふと思い出した。
人間余裕が無いと言う事は、あらゆる事に焦りを生じさせる。
ホテルに帰るなり、速攻で荷物を纏める事にした。
12:40分発の飛行機に乗る為に。
タイトスケジュールというのは、まさにこの事であろうか。
半日後は、日本に向かう飛行機の中なのである。
シャワーも早々に、ロッドと共に潮を流して、もくもくと帰り支度のラッシュ。
「ええと、この駄菓子とコーヒーは…。」
モールで買った怪しいのしイカの揚げたようなものと、どう見てもキティちゃんのバッタもんの絵が描いてあるスナック駄菓子。それを見た名人がさらに呆れる。兎に角、これらを迅速にかつ冷静沈着にまとめ上げ無ければならない。
少し焦る。
これこそ人の事をかまってはいられないのだが、合い変わらす名人の様子が少しだけ気になった。そして、バタバタすること約2時間。
なんとか荷物が纏まったように感じたので最後の晩餐をホテル内のレストランで食べた。何かも忘れたが、ホテルのプレゼントで招待されたディナー。特に期待もしていないが、はたしてそれは・・・・・。
隣のステージでは、わけのわからん白人客がバンド演奏する。元来ロック好きの私だが、これは酷い。
酷すぎる。
もはや雑音でしかなかった。
勘弁してほしい。
気分は、ぶち壊しである。
気持ちよさそうなのは、歌っている本人達だけだろうな、きっと。
コースとは別に、ツマミになにかと2品ほど別途オーダーした。これまたすべてのメニューにポテトフライが入っていた。
「おい、なんかわざわざポテトフライ頼まんでも良かったなあ。」
「ええっ…そうですね。」
コースよりもフレンチフライポテトで満腹になった。それは、マ○○フライドポテトLLが3個分くらいの量だった。
さらにデザートは、揚げたバナナのチョコがけだった。
それも、微妙だがまあ頂けた。(不味くはない)どちらかと言うとありのほうかもしれない。カロリーはものすごく高いのは必至だった。
満腹感も早々に部屋へ戻ると、少々油で胃がもたれたたが、気合で荷物を担ぐ。
夜の10時前のホテルロビーは、とてもさびしい。
そしてまたユリアナさんのお迎え。
そりゃ疲れるわな。
さあ、いざ空港へ・・・となるが足取りはまあまあ早いけれど少し寂しい感じがした。
これが10時半には着いてしまうために暇を潰そうとするが、もう空港内であっさり出国手続きが終われば時間は余る。空港内では、もう店に行く事もない。
座るところもないほど、空港内はごった返しである。
少しばかりあたりを探して、なるべく人の少ないカフェを選んで座った。
もうここまでなんとか辿り着くと、他にやる事も特にない。
隣は恐らく日本人ファミリーで物静か。
まわりはオージー達だった。
暫しの休息。
その10分後、そこに静寂を突き破ってうるさい東洋人の若い集団が雪崩込んできた。中国語であるが圧倒的にうるさい。金持ちそうな若者の集団に見えた。
これには、参った。
彼らは周りの迷惑もお構いなしに騒ぎ、挙句の果てに禁煙にも関わらず煙草まで吹かす始末。店員に注意されて、なおさらへらへらと笑って誤魔化す。
「いやぁ、同じ集団には見られたくないなあ。」
「そうですね。」
その店のテーブルから動く事も出来ないので30分ほど我慢した。
「ところで飛行機はまだだよね?」
「ちょっとレストルームへ行ってくるわ。」
余裕帰ってくると・・・。
「あれっ!時間が20分早くなっているのに見落としていました!」
と彼が血相かいてこちらに言う。
「そりゃまずいよ!!」
慌てふためいて店員を呼ぶなり
「チェック!!」
最早、おつりなど気にしてはいられなかった。
ダッシュ!!
荷物を背負ってダッシュ!!
おつりを受け取る事もなく、搭乗口に走った。
これが案外と長い距離。
息が切れる。
まだ人々は、並んでいた。
間に合った。
ぜいぜいと肩で息をするが、そのこころは何とか乗り遅れずに済んだ安堵感でいっぱいだった。
最後の荷物検査をする。
それが・・・。
見事に引っかかった。
ほとばしる冷や汗。
出発時間は迫る。
"ああ、キティちゃんモドキの菓子・・!!"に気をとられてこのざまか・・・。“
そう、まったく問題ないキティちゃんモドキ菓子と、イカ天フライモドキ、子供用他飴をスーツケースに入れ、問題のある、スリーブペンチ、プライヤー、釣り針等・・・。すっかり逆になっていた。
手荷物にこれらを入れた。
そこから検査員のおばちゃんの猛攻は始まった。
「OH!! UUOH!」
「ヤバい・・・。」
「…OHOHOH……!」
「これは?」
「Lureです。」
「これは?」
「釣りバリです。」
「これもだめでは」
「いいえ、これはただのビニールチューブ!」
「全部駄目だな…。」
「急ぎます。」
「もう時間がない…。」
検査員は、なにやら無線で話した後、取りあえず行けと言った。
早速待ち構えていた係員が
「今から預け荷物に入れる」
と言う事で一件落着になった。
いやあ、冷や汗でした。
これがUSAなら捨てられかねない。
少しいや、かなり手落ちであったのは認めるが、紐やチューブ、フックのついていない疑似餌まで文句を言われたのには少々焦った。
その後、我々は、なんとか無事日本に着いた。
自分の国に着いた。
自分の身元を保証してくれる国があるという事はとても有りがたく幸せな事である。早々に荷物を詰め込み、名人のマニュアルミッション車で家に向かう。
「大変お疲れ様でした。」
「ありがとう。」
旅も終りを告げた。
修行僧と間違えられるT先生と煩悩の親父
楽園の終焉-小楽園の幸福2011-12 ― 2020年09月12日 13:52
-幻のイカフライ-
それは、郷里が生んだ究極の揚げ駄菓子。
大塩派かスグル派か。
一枚10円だったでしょうか。
その幼き頃のすりこみに洗脳され切ったおっさんは40年近く経過した今もお好み焼きに入れてしまう。
またまたまた、30数年前のこと。一番上の叔母さんがお好み焼き屋をやっていた。
イカ天入りといえば、大塩かスグルかのイカフライだった。ソフトタイプを入れたと思ったが、今でも天かす代わりにお好み焼きに入れてしまう。もちろんそれは、幼き頃に良く食べたものだが、それを県外では広島風と呼ぶ。近頃は、それを更に呉焼きというそうな。今現在は多様化しているので解らないが子供の頃にお世話になったお好み焼きのイカはイカ天を指していた。
豚バラ肉が程よく焦げてカリカリになってそれがとても美味しかったのを思い出した。2012年現在でもクラシックなお好み焼きやさんというのは、まだ存在しているのだろうか?おばさんはもう90過ぎでその頃の話をするととても喜んでくれた。
-これは絶対イカフライだろう・・・・たぶん-
マーケットを見学する
魚は、我が国ではもう販売対象外レベルであるがこの国では全く問題ないレベルということになるが、今までいくつかの国のマーケットを見て来たが日本より鮮度の良い魚は見たことがない。
カエルも普通に売られている。
流石に丸のままではなく、既に下処理されているが前脚とほぼ皮だけに近い胴体部だがこれもしゃぶるのかな。
それから数日後の茶の間での出来事。
「さあキティモドキの絵のプリントしてある、イカフライモドキを食べるか。」
家族の期待と、あの酸化しそうでしていないかどうかの瀬戸際の味なのだが果して・・・・。
このイカフライモドキは、開封すると、まず甘い匂いがした。
「なんじゃこりゃ?」
「硬いし、甘いし。」
なんと言ってもあの歯ごたえとせんべいのようなパリパリ感は全く無いではないか。
イカでもないし、グルソーの味でもない。
暫し考えながらの試食。
「あああ、解った!」
それは、イカではなく・・・バ・ナ・ナ・・。
しかも、縦スライスバナナであった。
バナナチップ曰く、バナナフライ。
バナナを立てに切って干したものに粉をつけて揚げたものだった。
なぜもっと早く気が付かなかったのだろう。既成概念というのは恐ろしい。
因みにこれをなぜ選択したのかと言うとそれは・・そのハイパーマート(モール内)の菓子コーナーで何を買おうか悩んでいたところ・・・だった。
スタスタと現れた現地人のお姉さんが何の躊躇もなく、いきなりそのイカフライモドキを掴んでそそくさと行ってしまったのを見たからである。
"うーん、これは人気の旨い食べ物かもしれない"
そこで買ってしまったものである。
結局この菓子は、いつも子供達がお世話になっているH先生のみ絶賛の言葉をいただいた。レシピまで教えて欲しいとの事だったが
「あのう、それバリで買ったお菓子なので詳細はちょっと解りません。」
最後は、このオチであった。
その話は、名人には話していない。
なぜなら、彼にそれがイカであろうがバナナであろうがどちらでも良い話だったからだ。いやまてよ…話したのかもしれないが、どうでもよかったみたいだった。つまりどちらにも興味がないということになる。
それよりも明日の仕事。
一見したところ、イカ姿フライ風だったのであるが、モドキでも無かった。
まったく別モノ。
そのような誤解はいつも付きまとうのかもしれない。
バリの餌木、なかなか綺麗に作ってある
職人技が生きていると思うが、名人曰く元々バリの人は手先が器用で職人文化でもあるとのことだった。
楽園の終焉-小楽園の幸福2011-13 ― 2020年09月20日 17:58
その連休前に、所用で清水まで行ってきました。三保の松原は目前ですが、そこへは行くこともなく、諸事情で三保の松原温泉天女の湯へに行くことになりました。ほぼ貸し切りでしたが、何とも昭和の佇まいが憎めません。末っ子と2人で露天風呂自動貸し切りはなかなか贅沢です。そして、天然温泉には間違いなく、とても良い湯でした。僅か60分程度でしたが、疲れにはとてもいい感じの温泉でした。そして昭和の修学旅行を思い出しました。作りはとても古いですが、なぜかまた行きたくなりました。お近くに寄った際は、日帰り温泉だけでも堪能されては如何でしょうか。きっと昭和に戻れますよ。
-FISH NAVI の向こうから-by名人
フィッシングは全般的に、予め計画しても自然が相手なだけにツアー当日にならないとどんな結果になるか予想がつきません。
ただ、シーズン、潮、最近の状況、どんなルアーでヒットしたかなど、私(フィッシュナビ)が持っている情報をツアーのお客さんに提供するのは当然の事、そしてツアーからご帰国されたお客さんからHOTな情報を頂き、それをまた次に行くお客様に提供する・・・、日々めまぐるしく変化する自然に少しでも対応すべく、それを日々更新して行く。
それを可能にするのはツアーにご参加頂くお客様あっての事です。
そんな大切なつながりで成り立っているのだなと改めて実感・感謝し、特に渡航者数の多いバリ島はそれをより一層感じさせてくれます。
10月ぐらいから雨季(釣りとしてはシーズン)に入り、既に3組のお客様たちがチャレンジし、皆さん見事ファーストGTをここバリ島で飾って頂きました。そこまでに至るプロセスは皆さんそれぞれですが、生まれて初めて取った1本!どんなサイズであろうとも嬉しくてなりません。
そんな幸先の良いスタートをそのまま持っていきたいと願い、11月上旬、遂に4組目として私たちの番がきました。
今年のメンバーは、H様、T様、I様、そして引率で私(八)が入り計4名のツアーとなりました。
ツアー中は、気まぐれな大自然を相手に、皆さん試行錯誤しながら最終的には9本のGTにめぐり合う事ができました。
苦しい状況でも頑張って出して頂き本当にありがとうございました。
今回のツアーは、GTキャスティングしたり、泳がせしたり、餌釣(おかず釣り)したり、釣った魚で宴会したり、釣具屋巡りをしたり、観光したり・・・・、「釣り好な方」、「魚好な方」 にとって楽しめる内容を計画しておりました。
アフターフィッシングとして釣人を最大限に楽しませてくれるのは、やはり釣った魚での宴会ですね。
そしてこの宴会の主役になるのが、ここバリ島でジギングをすると必ずと言っていいほど良く釣れるのが“オオクチハマダイ”。
あの高級魚オナガの近種で見かけは全身が真っ赤なので「金魚」と呼ばれローカルでは親しまれております(誰が教えんだか・・・)。
「キャスティングでGTがダメな時のコイツがいるさ!」と言ってもいいぐらい、多くのお客さんを喜ばせてくれる魚で、釣れるサイズは約1m(重さ10キロ以上)。
脂が乗り身もプルンプルンで、揚げ物、刺身、塩焼き、アラ汁、何をやってもパーフェクトな魚です。これを1本釣ってしまえば、フルコースができて盛り上がること間違いなし!と私の中ではシナリオが出来ていたのですが、あえて狙おうとするとなかなか釣れない(結局釣れなかった)。
本来なら戦力外通告されそうな私ですが、皆さんGTフィッシングの合間にコツコツ頑張って釣って頂き、ヒメダイ(オゴ)、大カサゴ(ウッカリカサゴ)を見事キャッチ!
今回の釣行は、「4日間フィッシング」+「1日の観光」+「1日ジュクンフィッシング(番外編)」と体育会系合宿のようなヘビースケジュール(汗)で頑張ります。
バリ島でのGTフィッシングはバリ本島周辺でなく、本島(ベノア港)から船を40分走らせたヌサペニダ(レンボガン・チュニガン・ペニダ島の総称)周辺を丹念に探りますが、それらのポイントは大きく分けて4つに分けられます。
【ダラダラポイント】
レンボガン島北部、一見緩やかな海域に見えがちですが、下降流と上昇流が入組み、大小様々なGTが回遊するポイント。
【パトロール岩】
ペニダ島西端部、この岩の周りに縄張りをもった大型GTが単独でグルグル回遊し一発大物狙いのポイント。
【ドーナツ岩】
ペニダ島南西部、見渡す限り断崖絶壁で景観も荒々しい、海中から大きな岩が突出している名ポイント。
【バトゥアバ】
ペニダ島東端部、2つの岩が目印。超がつくほどの激流ポイントでバリ島フィッシングを代表する一級ポイント。
一度バリ島フィッシングを経験するとポイントは網羅できてしまうほど少ないのが特徴ですが、潮が複雑に入組み、同じ場所でも時間帯によって全く違う顔をみせます。
全ての「良し悪し」を決めるのは、このめまぐるしく変化する「海流」であり、釣人を喜ばせたり泣かせたりするのもこの「海流」なのです。
そしてツアー初日、今回の釣行で記念すべき1番目のポイントは「パトロール岩」!ここには縄張をもった大きなGTが単独でウロウロするポイントで単発ながらも出ると大きいのが特徴。
このポイントで記録更新したお客様は数知れません。
まずポイント付近につくとエンジンをニュートラル(もしくは切る)にし、船体を流れにまかせ徐々にポイントに近づきます。
キャスティング圏内に入ると順々にルアーが投入され、いつ誰に出てもおかしくない状況でドキドキしながら見守る私・・・・、そんなルアーが流芯に差し掛かった瞬間、大きな水柱が立ちとドラグ音が「ジー・・・・」響き渡る。
周りを見ると釣竿師さんが竿を曲げている、巻いては出されるといった攻防を繰り返しこの激流から姿を見せたのは30kgオーバーのロウニンアジでした。
やはりこのサイズになると、風格、顎の分厚さ、鰭やゼイゴの節々が大きく、まさにロウニンアジという名に相応しい魚体。
わずか数投で出して頂き、ツアーのモチベーションを上げる最高の1本となりました(Hさんありがとうございました)!その後はIさんにバイトが続くも、どうも食いが渋いのか?うまくノッてくれず初日はこの1本で終了。
ツアー前半は大雨が降り続き、気温も水温も低く、そんな状況を引きずった2日目はこの世の終わりかと思わせるほど、全く生命反応がなく何も出なく終了(怯)。
「こうなったら八がGTの役になって竿を曲げてもらうしかないね」と・・・・、冗談?もちらほら、何とかせねばと神に願う。
ツアー後半、フィッシング3日目に入ると快晴で気温も水温も高くイケそうな雰因気。
GTメインでそのままバトゥアバに直行し早速開始。
海況はちょっと荒れ気味ながらも海色は良くGTがチェイスしたり、バラクーダがきたり、生命感があふれ状況は明らかに良くなっていた。
Hさんがミノーにチェンジすると否や30kg級をキャッチし、それを皮切りにTさんも数本追加しバリ島らしい良い日となった。
最終日もこの勢いでバトゥアバに直行したが、昼から大荒れになり撤退。
午後からは西回り(ドーナツ、パトロール、ダラダラポイントへと北上)して、Hさんがパトロール岩でおそらく今ツアー最大であろう大型GTを掛けるが、船の取回しが遅れ、根にやられてラインブレイク(悔)。
最後を締めくくるダラダラポイントでTさんが15~20kgクラスのGTを数本キャッチして終了しました。
バリ島は本当にクセがあります。
時には優しく、時には厳しく、バリ島の海は多くのお客様を迎えてきました。
そんな気まぐれな状況下でも、皆さんいろいろな方法を駆使して最終的には9本ものGTを出して頂きました。本当にお疲れ様でした。
初めてGTフィッシングをチャレンジされたお客様がGTを掛けた時、たとえ過去に同じサイズの違う魚を掛けた経験があったとしてもGTはそのパワーを凌駕する・・・それがGTフィッシングの最高の魅力であります。
ただ歴史が浅いゆえに、「我こそが~」、「サイズこそが~」と記録を競うことが先走りしてしまい、そのイメージが高い壁となり、とっつきにくいものとなっていた様に思えます。
フィッシュナビではそんな壁を取り払い、「GTフィッシング」について適切な事を学んで頂ければ、多くの方が楽しめるものだと考えております。
計り知れない感動をもたらせてくれるこの釣りを、初めてチャレンジする人、女性、多くの世代がエントリーしやすく、楽しめるようにサポートしております。
あとはタックルですね。
「GT専用タックル」・・・・これはGTを取るために現代技術が集結した最強タックルである事は間違いありませんが、重々しく体力がない方にとっては投げ続けるのは一苦労です。
ツアーというソフト面だけでなく、道具面においても体力のない方でも使えるものを選択肢として増やさなければいけないと考えております。
そこで、私の大先輩でもある、釣竿工房 “月”が女性向け(体力がない方向け)のライトロッドを開発!
20ポンドラインクラスのロッド(見かけ本来はシイラやライト青物を狙うような竿)で狙うのは何とGT!テストを兼ねてHさんがGTに挑みました。
Hさんは、お客さん一人一人に対して、対象魚、釣り方、経験値・体力・データ(性別・身長・体重・腕の長さ、手の大きさ・体力の有無などの身体的特徴)に応じて、適切なブランクを導き出し、概観や好みのパーツ使用して作上げられます。
その要望は十人十色、一切の妥協を許さず真心を込めて作られた竿は、釣を極めたいと願うお客さんに絶大な支持があり、私もその一人です。
そんなHさんと向かった舞台はバリ島から海路で40分、レンボガン・チュニガン島周辺。この海域は一見緩やかな海域に見えがちですが、下降流と上昇流が入組み、大小様々なGTが回遊するポイント。
ジュクン(漁などに使うローカル船)を利用し、誰もが経験してない冒険的で新感覚な “超ローカル・フィッシング” をお楽しみ頂きました。
船長もそんな経験はした事ないので、潮目など魚がいそうなポイントを船長に伝えて、「ここだ」と決めたら「OK」と指示しキャスティングをします。
それを繰り返す事4時間・・・・、最後の最後でHさんがGTを見事キャッチ!自分で目星をつけたポイントで、開発したライトタックルでGTを釣った時の喜びもひとしお、W企画成功に導いて頂き本当にありがとうございました。
帰り際は、どこか寂しい。
【スケジュール】 バリ本島から日帰りツアー
08:30ご宿泊ホテルお迎え、送迎⇒場船場へ/10:00(予定)、定期船でレンボガン島へ(約40分)⇒到着後、
★2時間フィッシング(前半)/お昼休憩(レンボガン島上陸)/ ★2時間フィッシング(後半)⇒16:00(予定)定期便にてバリ本島へ(約40分)/送迎にてホテルへ17:30着(予定)
弊社フィッシュナビのバリ島フィッシングツアーにおいて、カイザー3号を使うフィッシングに勝るものはありません。
・・・でも、そこまで王道ではなく、もっと安く、誰もが経験してない冒険的なフィッシングにチャレンジしてみたい方もいらっしゃるハズです。
そんな開拓精神あふれたお客様にもってこいのツアーが、ジュクン(漁などに使うローカル船)を利用したキャスティングゲーム。
普段やっているGTフィッシングのポイントと重なりますので、条件が重なれば大きなGTに出会える可能性大!
自分で目星をつけたポイントで、魚を釣った時の喜びもひとしお、新感覚な “超ローカル・フィッシング” をお楽しみ頂けます。
楽園の終焉-小楽園の幸福2011-14 ― 2020年09月25日 20:26
がそれではその⒕になります。
ハットリくんの夢の会話
後ろ姿が巡礼者とは言えない哀愁漂う背中の名人
2019年10月8日の会話
旧式(水産学部)を名乗る割には、結構自称体育会系草食動物(イボイノシシらしい)ハットリ君が言うには、I氏とのやりとりがあった事を忘れていた。
そういえば、何度か聞いた話なのになぜいままでスルーしてしかも綺麗に忘れていたのかと思うと、とても悔しい残念な思いがしてならない。
がしかし、カモはネギを背負ってやってくるもので。
彼と他愛もない柚子虫とやらの会話をするうち、そういえば・・・・・。
この当時、バリ島にて、彼が手の感覚で、リールからラインを引っ張って・・・・。
「よし、これでドラグ7㎏くらいはかかっているだろう。」と超自信を持って彼に渡したそうな。
「すみません、ドラグ2㎏でした・・・・。」
それには、オチがちゃんと待ち受けていたのには、笑ってしまった。
マジうける~と思ったのだが、もし彼が彼でなくて私でもそんなことは良くある?話なのかもしれないと思った。
この話は、小ネタとしては面白いかも知れないけれど、ハットリ君が私であればこれはもう物凄い赤っ恥であったかもしれないと思うと笑いも止まってしまった。人の手の感覚なんてそんなものかもしれない。最近は、リールから直接ギーっと引っ張ってドラグテンションを決める人が多いと聞いた。最悪一人の場合は致し方ないかもしれないが、やはり竿に糸を通してゆっくりと何度か負荷をかけて確認した方がより良いかと思う。糸がますます強力になる時代であるので、かつてのナイロン何号とか言っている時代とは比較にならないほどそのブレイデットライン(PE)は強烈な強さであるのは間違いない。くれぐれも事故のないように趣味、スポーツ、レジャーを楽しんで頂きたいと思った。
鎮座して落花生を貪るバリのサル。
しかしながら、我々もたいして変わらないのかもしれない。
人間にもこのようなヘアースタイルの人がいる
200Lb強度のリングもロウニンの首振りなのか、バイトの瞬間なのかS字に変形していた。
信頼のフックだが針先は案外直ぐに曲がってしまう。
使い捨て時代の刹那。
以上フィッシュナビブログより抜粋
-終わりに添えて-
震災から丁度一年を迎えたが まだ平安は訪れていない。
この国は一体何処に行こうとしているのだろうか。
3月に入ってもなお、肌寒い日が続いた。
御霊がとても寒がっているのかもしれない。
君が代が流れる。
その日の午後天皇陛下の慰霊のお言葉をなぜか直立で聞いた。
この国の完全復興にはまだまだかかりそうな雰囲気であった。
震災の慰霊と復興を願って
2012年3月11日
2020年9月25日再編集
番外編小楽園番外編SWルアーの草創期につづく