DOGTOOTH IN RYUKYU-05 南方回帰Ⅰその1 -For Shore Fisherman-VOL1-5 ― 2017年10月10日 17:08
夜の磯は、なかなか思うようにはいかぬもので、結果ばかりを追い求めてもそう簡単にはいかないものだと改めて認識するしかなかった。
もちろんそれが、日中であるからと言って簡単に行くとは思っていないが。
当たり前だか、どこか一点でも詰が甘いだけで勝負にならない現実を突きつけられて、ただただ現実を受け入れて明日への課題としたのであった。
甘い。
全く甘いのだ。
受け入れ難い事もまた真実として受け入れる事が勝負の始まりになるのであろうか。
真剣勝負での負けは、即死であるが、その真剣勝負でなくて良かったと思う。
頼りないライトで引きあげる事にした。
そうこうするうち、もう最終日になってしまったのであるが。
翌日
この日も師匠は、ボトムに徹して入れ食いモードである。
おかず釣に徹しきっている。
既にもうトータル20~30㎏は釣っている。
一体誰が持ち帰る事になるのだろう・・・・。
師匠は、その手を緩める事なく、ひたすらオカズを釣りまくる。
一方私はというと、イソンボ一本に絞ってトライする事にする。
緊張の最中
連日の、ブレイクに緊張感が常に付きまとう。
「来た!!!」
やはり一気に持って行かれ、ギュンと竿が撓る。
空かさずそこはフックセットする。
溜めに移行して今度は上手くリフトアップする。
(んん、なんか違う引きである。)
師は「ああガーラだ,ガーラ。」
と一言にて、 そのまま5kg弱のGTをこれまたギャフの出番無しのゴボウ抜きにかかった。
GTにもイソンボにも島人にはあまり関心のない魚ではあるが、私の中では今回の外道最右翼である。
サイズはGTというには申し訳なさすぎるが巨大メッキと言ったほうが適正なのは否めないのである。
その後もオオメカマスの中大型がヒットするが、それを暫く泳がせながらゆっくりもたもたしていたら、いきなりドラグがでて外れた。
“えっ?”
仕掛けを 回収してみるがオオメカマスは、鮫かイソンボに喰われて頭から下は無い。
この喰われ方からしてサメなのは決定的なのだろうが、夢は消えていない。
この日最後まで粘ろうとしたが風が次第に強くなり、課題を多く残して納竿し終了となった。
その6へつづく
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