DOGTOOTH IN RYUKYU-05 南方回帰Ⅰその1 -For Shore Fisherman-VOL1-4 ― 2017年10月05日 16:28
次の日の釣りは
おきまりのアオチビキであるが
あくまで外道である。
大型のものはメートル越えのこいつもなかなかのファイターである。
翌日は師は仕事があると言うので、友人(元島人)と2人で開始することにした。
師匠の指導と指摘を受けて、本日は80Lbラインに巻き替えてある。
少しずつではあるが、理解度は上がってきた。
はやり郷にいては郷に従えと言う言葉は、あてはまる。
やはり本日も夜半を回り南十字星が煌めき始める。
天の川も観えた頃、”きれいだよ”という友人の言葉に少しだけ天空を観察してみるのだった。
時間が過ぎて行く。
真っ暗闇の洋上を見つめるが。
静から動への一瞬。
高速でケミホタルきが移動して行くのが見えた。
なんの前振り無しにヒット!
イソンボに間違い無い。
ぐっと腰を下ろしてしてフックアップ。
そして溜めに入る。
80Lbラインが出始めたころ、なんとも聞いた事もない糸の出方に戸惑う。
それからいくらもたたないうちにラインがバチンという音を立てて切れてしまった。
これには何がなんだかわからない感じで闇夜にはとてもびっくりな出来事であった。
「えっ??」
またまたあっさりの・・ラインブレイク(糸切れ)。
右が1202-UM9XPとセットされたVS300リールベイルレスのフィンガーピックアップタイプのリールである。
当時最高級品であった。
これはラグサーのクラックと言うリールがそのルーツと言うのは、日本人の殆どが知らない。
ベイルアームのすぐ上でラインは切れたらしいが、まだ状況を理解していなかった。
なんの言い訳も出来ないまま ラインがベイルアームに何度も絡んでいた度に、手探りで解いていたのだが・・。
この時はその傷も確認しなかったばかりか 勝負に移るやいなや1R完全予告KOにて・・・勝負あった。
流石にVS300リールのベイルアーム無のフィンガーピックアップ機構でこの闇夜では日頃あり得ないトラブルに見舞われた。
信頼の信頼リールと自分の技量の不甲斐なさにも少し呆れ気味であった。
悔んでも仕方がない程、こころも粉砕された。
画像は、同じフィンガーピックタイプのPENN 706Z USA製
1996年頃購入のもので、 このような感じで絡んでいたのは全くのNGの極みだったと思う
VS250オリジナルUSA製 98年頃購入
その後はジグに変えてキャスト&リトリーブするもヒットは無く断念した。
その日もアタリは、その1発きりだったが残念と言うには余りにも情けない話である。
そして暫くしてから、友人の竿9Pが勢い良く曲がって溜めに入った。
ガーラ(GT)らしきアタリにて、竿をかっちりと溜めると少々踏ん張ってみる。
今度は、数分の攻防にてなんと、痛恨のフックアウトだった。
なんとも力量不足である。