釣行記 HOOK UP! -Bluefin 2002 -42017年05月23日 15:13

あっと言う間の船上での生活は
 4泊5日のロングレンジ、バハカルフォルニアの約500マイルの旅はそう多くの日本人が経験する事ではないのかもしれない。

AVET LX 2002型


初めてAVETを使ってみた・・・・。
ロッドはMOON 601-SU30グラファイト(2017年時点廃版)

 勿論希望すればその現実は即目前まで来てしまう現在なのだが・・・それでもそれなりに決意はいるものなのか。

アバコ(ビンナガマグロ)の群れにあたる確立は、日本の何倍いやひょっとすると何十倍も高いかもしれない。
初めて釣をする紳士淑女のみなさんでも容易にフックアップまで持っていける。

リール操作は、クラッチを切ってベイトが泳ぐ程度にサミングしながらアタリがくるまで一定のラインテンションを保つのが基本である。
アタリが取れると、少しばかりラインを送り込んでから、クラッチ(またはレバーをストライクポジションまで)を入れる。
この微妙かつ、絶妙な操作が出来れば、フックアップまではそう難しいものではない。(言葉では簡単だが)
 この一連の動作が完了すれば、フックアップとなる。(合わせは追い合わせで良い)

フックはオーナー社のゴリラとリングドゴリラを皆さん使用していたが
サーディンと、アンチョビでそのサイズを替えていた。
当然ながら、アンチョビには#1か#2くらいのかなり小さいサイズであった。

どうやら、やはり、クロマグロが皆さん釣りたいらしい。
それでと途中から、アバコ(ビンナガ)はもう良いとの事で、その群れを避けつつ、何とかブルーフィンの群れを探す。
どうもそれなりに大変な感じだった。

ある面こんな贅沢な釣りは無いだろう。
日本では全く考えられない事である。

 しかし、ナブラは全く見えない。

ミノー(ルアー)の出番が・・・・消えつつあるのかもしれない。
時折、洋上にちぎれて浮かぶケルプ(海藻の一種確か長いものは300mにもなるとか?)の塊に付くのはシイラではなくて、ヒラマサの群れであった。
その間、一気に船上は沸きあがるのである。
はっきり言ってこんな状況は日本では見た事が無い。
型も大きいものは1517㎏位あるだろうか?(アメリカではレギュラーサイズと言う事ではあるらしい)

ライブベイトは 一撃必殺!

ジグも襲う!

ヒラマサはスイッチが入るとイレグイモードに入っていった。

それならば・・と、日本製シンキングミノー175mmをキャストする。(K-TEN175シンキングワークス)
 ロッド操作は、トゥウィッチ&ジャークを繰り返す。
とヒラマサはヒットした。

久々の出番であるバンスタールVS300 BLACKが糸を吐き出す!

そして、あっさりと幕を閉じてしまった。

ブルーフィンへの路は続きとなった。
 魚はまさに水物である。
いつもつれるものではないと独り悟ったトリップであった。

そしてブルーフィンはまた幻想となってしまった。

釣りは釣、されど釣。

魚と言う存在のある限り・・。

追う事になるのかもしれない。

海はすべて繋がっていて、そこにいる魚に国境も差別も何もないのである。

そこには共存しかあり得ない。

竹竿でヒラマサ

吉田バンブー試作とそのリールのコンボ。
PENN SPINFISHER 9500SS
CCM POWER HANDLE
ブレイドラインは、まだSIMANOでは無い頃のPOWER PRO
当時は、これまた日本人には殆ど知られていなかったラインだった。
(その後、それがSIMANOになるとはだれが想像したであろう)

その5へつづく

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