楽園の終焉-番外編-AFTCO FISHING GEAR ― 2022年05月04日 17:16
楽園の終焉ⅠⅡⅢ-番外編
AFTCO Legendとは
Support Gear
釣人には必須であるが、未だ完成形ではないのか
3代目の(上)インドネシア製のグローブと(下)ベトナム製
AFTCO
アフコ【AFTCO】と聞いてすぐにピンとくる方は、既に往年または、現役のビッグゲーマーだと思います。それだけこのアフコ社は、世界中の多くのリアルビックゲーマーを支えてきたのは間違いないでしょう。それは、最早伝説級かもしれません。既にその最右翼とも言われた伝説FIN-NOR社が身売りに身売りを重ねた挙句、最早その名声も過去のものとなってしまったのは、誠に遺憾ではあります。2021年現在もPURE FISHING傘下にてブランドだけは生きているようですが、私の主観からすると、最早亡霊に過ぎないと言っても過言ではない感じです。それは多くの欧米のマニファクチャー(メーカー)やそのブランドが辿った道でもあります。これは何百年もそののれんを維持している日本の企業からすると考えられないことではありますが、それも米国流の商売からするとブランド買いというのは日常のことです。
1958年創業のその老舗メーカーは、そんな現在(2021年)でもAFTCOは、未だオリジナル釣具製品も生産しているようです。どちらかというと今のイメージは、アウトドア、アパレル色がかなり濃いですが、いずれにしてもその継続は、米国メーカーとしてはかなり珍しいことかと思います。
詳細やその歴史に於いては細かく公式サイト等に記載されていますのでご興味のある方は、調べてみてください。ここではその詳細について触れません。
世界のビックゲーマーを魅了してきた、
アフコフィッシングギア
同社の後の功績は偉大である
米国製のアフコギア
師匠とアフコ創業者のMILT SHEDD氏は旧知の仲だった
恐らく初代グローブだったと思う(2008年頃の筆者)
(画素荒くすみません当時のデジカメです)
2009年のグローブとブレイドのシャツとイソンボ
そんなアフコのアイテムの中でもここ20数年は、アパレルを多くリリースするようになりました。その中でも私が一番多用しているものが、グローブです。
ここは、釣人にとっても他のアウドドアスポーツ、レジャーと同様に重要なアイテムですが、多くの人がなかなか迷うところです。私が思うところ、これが一番というギアではないかと思っています。そんなこのアフコグローブの中でも、最も長年愛用してきたのがLONG RANGEの方です。恐らく2007年くらいから使っているのではないでしょうか。恐らくですがそこは明確な記憶がありません。
2009年のグローブとイソマグロ
先輩が格闘の末手中に収めたそのレコード
ナイロンラインが、もうこれでもかというくらい伸びてしまい、それがぐちゃぐちゃになって刷れ傷だらけである
それは、その激しさを物語っている
2010年のグローブ
この時点で何代目かは忘れたが、マジックテープは剥がれかけの様子である
ロングレンジタイプは、親指から人差し指にかけて当て布があり、これがかなり強い
と同時に縫い目がそれなりにあるし、その分はその肉厚もあってかやや硬めである
アフコグローブ歴もそれなりに重ねていくと、しばしば後輩からそのAFTCOのグローブとその釣りとのコンビは、(コーディネート)なんとも私らしいと言われます。しかしながら、そもそもAFTCOのグローブを使っている人が我が国では殆ど見かけないばかりか、販売すら殆ど見かけません。更に小物釣りとしばしば写っているそのグローブと私をみて、いつもかの後輩からは指摘されます。それもまた事実みたいなので受け入れています。国産あるいは、国産メーカーにはこのような製品は今のところ見当たりません。それは今後もおそらく無さそうです。それも致し方ありません。ただただ流れを受け入れるだけです。
指摘対象のグローブとギア
見る人が見ると、時代もバラバラだし、そのジャンルに拘る日本人には、とても滑稽に見えるらしいがそれもいいだろう
他人は、それほど他人のことやそのギアのことがきにならないらしい
そう思って久し振りに某大手がリリースするジギンググローブなるものを使ってみましたが、サーフからのキャスティングを行うこと3日目で駄目になってしまいました。流石に3日で駄目になると割に合わない気がします。それなりの価格であることを考えると甚だ疑問に思えましした。個人的には、せめて週一ペースの釣でも1年は使いたいと思います。そこにはその価格とは少しズレのある大陸製とあります。そう考えるとまぁベストとはいえませんが、AFTCOのSHORT PUMPとそのLONG RANGEの2 種のこれらは、十二分に持ちこたえています。よって、ここ13年前後のお気にいりです。本編の楽園の終焉-バリ遠征でもこれをほぼ主に使用しています。それは、Ⅰ Ⅱ Ⅲでも継続して使っています。今のところ私の釣では、これがベターに思えます。それは、磯場でも珊瑚岩を掴みながらの移動でもとても楽で手の保護も一般のジギング、キャステンググローブではお話しにならないほど耐久性がありました。それは、ちょっと褒めすぎなんじゃない?という気がする方もいらっしゃるとは思いますが、今のところ私の釣でのベターな選択です。他には何がありますか?と言われれば、FISHERMAN社のグローブかと思います。ここではFISERMANのグローブについては省略しますが、それまで私のグローブは、これ一択でした。今でもかなり完成度の高い国産メーカーの国産グローブだと思います。それまでの日本の釣ではルアー専用キャステンググローブなど見たことがありませんでした。PEラインを用いたキャスティングが同社によって開拓されてきたこともあり、GTの釣にはこのグローブ一択だったと思います。それも、2021年現在となっては、多種多用、ピンキリの時代です。
私の使用する2021年現在のグローブは、4代目になります。私と多くの釣に付き合ってくれたこのグローブにさえ感謝しかありません。もちろん、このベトナム製のものが完璧であるとはとても言い難いですが、メンテや工夫で使ってきました。それですでに5代目が必要になってきましたが、予備にとっておいた5代目になる筈だったグローブは、末っ子に渡しました。
このグローブの欠点もいくつかありますが、本体の劣化よりマジックテープの欠損が早いことや、おろしたてですと、フィット感がかなり悪いようです。
先輩に使ってもらいましたが、その縫い目が当たって痛いと言うご意見も聞きました。靴等もそうですが、やはり手に馴染むまでは、違和感もあるかもしれませんね。それと、このグローブに限らずすべてに言えることですが、一度水や魚、餌に触れてから、放置しますとそれはもう強烈な異臭を放ちます。これには皆さん共通の悩みです。釣りから帰ると真っ先にやることといえば、グローブの洗濯、洗浄です。長い遠征に於いては、翌日生乾きのまま使用することも多々あるので可能であれば予備もあったらいいと思います。
カットしされている指先部分の処理も完璧とは言えないが、まあ及第点
前述した通りBIG GAMEと言えばAFTCOでしたが、その名声も時代と共に劣化を逃れることもなく我が国の多くの釣人は、その名前さえ知らない人も多いことでしょう。それだけ、時代の流れは、大きく更に多くの分枝流を拡張させているのかもしれませんね。
2013年のこのグローブ
スタンダップギアとの相性は良い
国内では、その釣り方は受け入れられず、変わってスタンディングまたは、電動スタンディングへと市民権を得た
ここは、釣りをよりスポーツとして認識するか、娯楽や漁に近いものと認識するかという国民性もあるとおもう
酷使されることにもいとわない
2014年末頃のグローブ
魚の粘液を吸う
強力なスパインを持つ硬骨魚類に触れると負傷が多く付きまとう2016年当時
SHORT
PUMP GLOVE
こちらの方が更に使い易いとは思うが、それは造りがLONG RANGEよりライトなこともあるかと思う
磯の上で格闘するグローブ
磯-ISOそれは、ロックショアではない
アフコのグローブと世界を巡りたい
海へお帰りいただく
AFTCOその名声が朽ち果てるまで
REAL BIG GAMER
あと何代つづくのだろうか
2022年5月4日
楽園の終焉ⅠⅡⅢ-番外編-終わり
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://tukinoturisi.asablo.jp/blog/2022/05/04/9487514/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。