楽園の終焉Ⅲ-番外編タリスマン2 ― 2022年04月12日 16:33
直ぐに折れてしまった鳴きバネ部パーツ
幸い当時は、修理部品として購入できた。(2013年同時)
あっさりと。
そこは、検討の余地ありなのと、スプールに穴を空けてスクリューネジを入れているところには、潮が溜まり、結晶化して、すぐに腐食に繋がった。またそのスプールのアノダイズ加工(アルマイト処理)も今一なのか、すぐに電蝕を起こし腐食していった。そこも少しばかりいやかなり残念なところだった。いやはや真に残念である。惜しい、の一言に尽きる。
このリールでは、浪人鯵の15~30㎏超えを5~6本獲ったと思うが、ギア内部はまだどこもおかしくない。これで当時本体19800円のリールとしては、サブ機として十分に威力を発揮したのかもしれない。それにしても業界のチャレンジャーであった事については、評価したいと思う。このTICAについても多少のストーリーがあるが、2018年時点においてメーカー存続しているので今後の動向を見守りたい。
2011年購入当時の撮影2
2011年購入当時の撮影3
2011年購入当時の撮影4
タリスマンTG8000でGTを掛けるI氏と、
ブレイド製ロッドベルト
ブレイド社の全盛期も90年代に思える
あれだけ市場を寡占していたが、今となっては知らない若者も多いらしい
案外と言っては、開発者に失礼に思うがGTでもいける
2011小楽園-ライトタックルでも使用したその結果
それなりに高負荷にも耐える
少し無理を押し込んだようなデザインも、味と言えば味?なのかも・・しれない
さらに高負荷に耐えるTALISMAN
大陸からやって来たそのリールは、
我が国の高級リールを脅かすのだろうか
何度も旅を共にしてきたリールと言うのは、もはや盟友と言っても過言ではない
生産国で区別される謂れはないが、背負うものが少し違うのだろうか
さらに高負荷に耐えるTALISMAN
楽園の終焉Ⅲ番外編タリスマン3 ― 2022年04月23日 08:24
それでも安定?のタリスマン
大陸からやって来たそのリールは、
我が国の高級リールを脅かすのだろうか
何度も旅を共にしてきたリールと言うのは、もはや盟友と言っても過言ではない
生産国で区別される謂れはないが、背負うものが少し違うのだろうか
初期型:左と後期型:右
石井氏所蔵
このリールでロウニンアジをキャッチしてきた
それは、まぎれもない事実である
当時のTICA JAPANの話では、
NZにて超大型のヒラマサや、国内でもキハダキャッチの情報は上がっていたとのことだった
初期型は、当時の国内法人の回答によるとステンレスメインギアと聞いていた
後期型は、ブラスに変更されているとのことだが真相は
こだわりなのか、形だけなのかはわからないがシリアルナンバー入りであった
なんとも、惜しいリールである
後期型:メインギアの変更及び価格の大幅値上げ
T-BARノブから国内市場は、ラウンド型へ変更された
厳重に梱包されていた
一見高級機種みたいである
その後のギアボックス確認
やはりとても気になってギアボックス内を比較することにしたが
後期型は、所有していないのでI氏にお願いしておいたところ早速回答が画像と共に帰ってきた。
あれ?
初期型のギアボックス内
メインギアはステンレスだった
後期型
あれ?ステンレス?
後期型は、お決まりの穴あけで軽量化している
しかしながら、どうみても真鍮にはみえない
TICA JAPANの最初で最後の名品?
だった、のかもしれない・・・・・・
更なる進化を期待したのではあるが・・・・・・
それもかなわぬ夢だったようである
ロウニンアジを浮かせるI氏とタリスマン
それより以前に購入したと思うSPINFOCUS GJ2500R/M
未だ現役であるが、現在は多用していない。
同価格帯の他メーカーよりは優秀だった
(2008年頃)
同じく同社のSPINFOCUS2500(左)
末っ子が小学生の頃買い与えたものであるが、万能に使って既に使える状態ではない
それでも、コバスからキス、ササノハ等々を釣りあげながらも数年持ち応えた当時としては及第点と思う
そのお守りリール(TALISMAN-TG8000H)
と上がったロウニンアジ
確かにお守にはなったのかと思うけれど
その後我が国でTICAが復活したという話は聞いていない。
2010年当時発売価格\19,800のリールとしては、なかなか優秀だったと思う
高額なスペアスプール
多くのメーカーがパーツは割高ではあるが、まさかの本体29,800円でスペア付きとするとかなり割高感がある
折角のシリアル入りも国内法人が無い現在は全く無意味である
その後の国内法人
それから、すぐにHPは全く更新されなくなり、営業窓口も消えていったようです。倒産したとの連絡もなく、連絡も取れなくなりました。電話ももちろんつながらなくなりました。2022年3月現在、その痕跡すらなくなってしまったことになります。
国によっては、まだ発売も生産もされているらしいですが、我が国なら忘れ去られて数年以上も経過しています。国内で10年は頑張ってきた会社であったことは、今でも私の記憶に残っています。師匠と同社社長は、知り合いでした。2004年だったか5年だったかもう覚えていませんがまたひとつ生まれては消え、また生まれるのでしょうか。多くのアジアメーカー特に台湾発祥の会社に於いては、旧D社の影響を多分に受けていると思います。
同社もそうだったように聞いています。かつての日本メーカーが欧米のほぼコピーから始めたことから考えてみても、時代が流れてシフトして行くのも当然の流れと言えばそうなります。それは、竿もそうだと思います。
その後の2022年3月中旬時点で簡単に調べてみると、まだ国際市場では営業を続けている様子です。
お守り
世界のどこかで生き残ってどうか消えないで欲しい。
楽園の終焉Ⅲ後編番外編 TICA TALIAMAN
2022年4月16日加筆
おわり