BLACK DRUM IN NJ-06(00)-92017年12月11日 17:15

その9

我が国は言わずとしれた四方を海に囲まれた海洋国家であるが、沿岸部、海岸線の多くが人の手が加わり、都心部はなかなか人工物で囲まれている。

この国もNY周辺マンハッタン、イーストリバー、ハドソンリバーと東京に似てなくもないが、やはり魚は豊富であるのには少し驚いた。

このツアーでの最大級のサイズ。
これだが、撮影時には既に死んでいる

ドラム釣果


海にロープに繋がれて、帰港路に向かう前に引きあげられた直後の画像であるが、すべて州のレギュレーションの元でキャプテンの希望もあり一人3本ずつキープされた。
魚は、微妙に生きてはいるが、味や品質を重んじない米国人はあまり気にしていない様子であった。
マグロなら既に刺身にならない状態かもしれなかったが、こいつはコンビニ氷で冷やされてなんとかなった。
その大半は、キャプテンとそのファミリー、仲間達のディナーになった。

北米での魚の切り身歩留まりは、すこぶる悪い(少ない)。
頭はそのまま捨てられるのが基本で、カマと言われる鰓のすぐ後ろの鎌状の切り身部分も食さない。
 日本人なら当然あり得ない。
ハラミもそのまま捨てられて、なんとも背中の四半身の骨のない部分が可食部となる。
非常にもったいなく思えたし、無駄に思えた。
 当時は、刺身で食べる事も考えられず、もっぱらグリルで焼くか、おきまりのフライがメインだった。

その10へつづく