BLACK DRUM IN NJ-06(00)-72017年11月18日 13:01

その7

FIGHT1

なかなかパワフルな引きで、のっこみでなければ更にパワーはあるのではないかと思う。
とても良いトルクのある引きは、その体高と尾鰭から引き出すパワーなのか、なかなかすばらしい魚である。

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レギュラーサイズ1本目。
慎重にやり取りしたが中型スピンでも十分いける。
 当時のリールは、日本製でと言う事でわざわざDAIWAフリームスKIX4000番を使用した。
あの価格で日本製とはDAIWAもまだまだやるなと思った頃である。
 
なかなか良いアングルでの撮影がないのが少し残念であるが、アナログ撮影メインではどうにもならない。
友人も私もデジカメは持参していたが、その枚数もあまり無かった。

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こちらは二周り程大きめの太った魚体。
背中のせっぱり具合からすると、恐らく雄?ではないか?と思うのだが真実は如何にと言うところ。

 キャプテンのギャフ掛けは、場所を選ばない。
全くもって気にしないアメリカンスタイルである。 
口の周りに掛ける習慣は、リリースを考えていない場合無いみたいだ。
キャプテンボブは、その怪力でボンボン引きぬく。
そして、時折その合間にジュース変わりにLiteをぐんぐん飲みほして行く。
 全く酔っている様子はない。
ジュースがわりとか言っていた。
恐ろしい体力である。
 まともに戦っては勝てそうもないが、我々の御先祖はほんの70年前に彼らの祖父達と死戦を繰り広げたのである。
年齢的には同じくらいなのだが、なんともボブの方がはるかにパワフルだった。

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鱗は硬く、大きい。なんとなくおっとりしているその顔つきは憎めないが、その愛嬌面からは想像もつかないファイトをする。見た目とは裏腹なタイプである。
もう少し良く撮影できていれば良かったと見返して何度も思うが、中でもこの魚体が生きた鱗色をしている。

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背後から撮影した中では、この写真が一番竿を綺麗に写しだしている。ゴンゴンと竿を絞り込んで抵抗している様子。
白身のお魚にしては、とても頑張る。

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この魚体は、大きく背中の肉がせり出してなんとも格好の良い感じだが、これがひょっとすると雄なのかもしれないが、確認はしていない。
頭部はイシナギ並みに硬かったと思う。
(イシナギの頭骨の硬さは半端なく硬い)
頭部は簡単に捨てられてしまう。なんとももったいない話である。

その8へつづく