儚き偶像の彼方-Ⅲ- 12019年07月01日 12:20

7月に入り、毎日湿度の高い毎日が続きます。
梅雨とは言えど、蒸し暑いです。
今年は、災害が無ければよいなあと思ってはいますが、この環境変化では、今日も大雨、豪雨の被害が心配です。

 その5として、「名人は本当に名人でした」の章は、番外編として後日に後回しする事に致しました。
よって元々の番外編と言うべき 儚き偶像の彼方-Ⅲをアップして行きたいと思います。
この章は、私の後輩である八鳥氏が自身のブログにアップ公開していたものが基本です。
つまり筆者が直筆ではなく、筆者の後輩である八鳥氏が書き記したものになります。
当時の彼も今の彼も彼は彼自身ではありますが、時代の流れに即した考えや展開があるようです。
 今の私には、その後を見守る事くらいです。
それでは、Ⅲに移ります。

 

儚き偶像の彼方--
FISH NAVIの向こうから

その1-201184

鱗


いきなりですが、これが巷を騒がせている?“イシナギ”です。
竿師MOONが釣り上げたものです。


ちょっと解説すると、ここでいうイシナギは俗に「オオクチイシナギ」のことを言い、スズキ科の魚では最大かと思われます(クエなどはハタ科なので・・・)。普段は水深400mもの深海に生息しておりますが、初夏~夏にかけて産卵の為に浅場(水深150mほど)へ移動するので、この間が釣りの好ターゲットとなります。アベレージでも30kgと驚きですが、釣師が目標に掲げているのは全長2m(100kg)オーバーとまさに畳サイズ!イシナギはイカが大好物なので、まずは活イカを確保すべくイカ釣りから始め、そこから本命のイシナギに展開していきます。泳がせ用のヘビータックルを用い、狙う獲物が大物だけに、むしろ釣れない方が正しいといっても過言で

はないほど一発大物狙いの世界であります。
「食」においても超高級魚で味は絶品!まさに季節魚でありながら狙って釣れる(獲れる)魚でないので市場にはほとんど出回る事がありません。イシナギの名前は知っていても、その素顔や生態はまだまだ謎な魚でありました。

そんなイシナギを愛して止まない竿職人の彼から、その過熱ぶりは普段から聞いておりましたが、どうやら今年は特別なようだ。
  1回の出船でトータル10本ぐらい釣上げられているそうで、多い人だと1人で数本、中には今期通算で10本以上釣っている人もいるとか。
驚くべき事は、釣れるサイズも半端なくつい最近、勝浦で100kgオーバーが釣り上げられ、50kgオーバーは数知れず・・・・と言っている事がケタ外れ。
釣り船が帰港しイシナギの水揚げが始まると周囲のギャラリー達が集まるほどで、過去にさかのぼってもここまで釣れた事はないそうだ。

その大物釣りを実現する為、調整や段取り、身を削って、気を振り絞って・・・・・、日々費やしてきた努力と、その努力を支える精神力は相当なものであったと思います。
そのプレッシャーの中で獲ったイシナギは紛れもなく貴重な1本になった事でしょう(平均サイズだけどねと冷静でしたが)。

輸送後


  彼のJr.と比較してもかなり大きい事が分かりますが、親父が苦労して取った獲物、そんなオヤジの背中に映ったものを感じ取ったに違いないでしょうね(たぶん)。
こういう風景が今の時代に足りない「食育」の一つなのかもしれません。
とにかく相手は巨魚なので、仲間に近所に親戚に・・・おすそ分けされたそうです。そりゃ~当然ですわね(大きいですから)。
釣師しか味わえない特典がここにある事を改めて教わりました。

その2へつづく

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