Yellow fin in Tosa(黄色い聖地)08-6 ― 2018年01月27日 10:06

すぐに絶命してしまうソウダガツオは、背掛けや下顎からの通しには向かないばかりか鼻掛けではすぐに外れてしまって良い釣りにならない。
その対策としては、これまたさらに小さいフックが必要となるのだった。
ソウダに掛けられる場所はただ一つ。
上顎の硬いところにある。
幸いフックアップまで持ち込めるとその次の問題は、ファイト時である。
そんな小さな針での強引なファイトは、しばしば口切れを興してしまう。
間合いが詰まってラインの伸びが小さくなってくるに従い増幅傾向にある。
とりわけランディング前後でそれは、最大のリスクとなり、しばしばフックアウトしてしまう。
たかが20~30㎏と言う小型でと言われるが、案外とフックアップのタイミング悪く呑まれてしまう事もあり、またその逆の掛りの浅い場合は、容易に口切れを興すのでそれはそれで説明できない微妙なコツが必要となってくる。
釣果に差が出るのは全ての工程でのミスの積み重ねと相乗であるのだが、それがこの釣りの面白さでもあるのだ。
Capitanは、アジ釣りの16号~を使う。
これで60㎏くらいまでのキハダを通常狙っている。
手練れたN先生であっても、この小さな針では、ランディング時に上記のようなフックアウト等のバラシを起こしていた。
システムの組み直しや、段取りに追われている両氏の合間に、二流し目に入る。
相変わらず大洋に放たれた小さな魚雷は一気に直進する。
100m以上でたところでコツリと言うバイトがあった。
サミングする親指に神経を集中させる。
(あっ、離した…クラッチを入れステイ…バイト…フリーラン…約50m)
150m以上出たところでクラッチオンにする。
こんな絶好調はあり得るのか?
余裕のファイトでチリチリと心地よいナイロンの弾音が再び興るのは何とも良い感じである。
またスプールが回転するその音もしかり。
その動向を視つつ一気に、ハンドルを回し、回収する。
回収してくるとラインは、底に向って下へ、下へと角度を下げて行くのだった。
竿で溜めながら追従してポンピングしてくると、10分後くるくるとやはり回り始める。
さっさとランディングを済ませるとそれからは 、暫しミノーやジグミノー、メタルジグと凡夫がやってみる。
ここからは快進撃が始まった。
コンスタントに20kg台をつぎつぎと上げてゆくのであった。
そんな事がしばらく続いた。
その7へつづく
