STARGAZER14-3 ― 2024年07月16日 16:32
旧OLYMPIC
激動の昭和時代に君臨したビックネーム
昭和のビックネームとしては、オリムピック社が挙がると思います。昭和生まれの釣人ですと一度はその名前を聞いたことがあるでしょう。昭和60年代辺りまで釣具店のほぼ大半が扱っていたと思います。この時代はまだまだ小売りと呼ばれ釣具店がメインの頃でした。またこれらの小売店が何処も流行っていた時代です。私も小売店を梯子するのが大変好きでした。それで一日が終わった日もありました。
また、他に昭和の磯竿と言えばNFT社(昭和24年創業)でした。しかし、その名も吸収合併後それはもう跡形もありません。多くの若者はそんな会社があったのかさえ判りませんし、わかりません。そんなことは他にも良くあることです。昭和の終わり頃の50年代にはNFTの振出ルアー竿なんてあったのを記憶しております。
昭和の時代を牽引したNFT
案外中古屋さんと呼ばれるところにはジャンクのコーナー等に存在するが状態の良いものはかなり少ない
それだけハードユーズに耐えてきたのだろう
IM65-SPINING-2P
またNFTに限ったことではないがそのコートの品質は。現在とは比較にならない程低品質であったこともある
また、磯竿が得意と言われた大丸興業(ダイコー)も平成への流れにはついて行けませんでした。当時の国産釣竿メーカーとしては、比較的大きい方でした。時代の流れとは思っていても、それはそれで寂しいものです。これらは、素材から国内製作していた老舗製造元でありました。それらは、いずれももう存在しません。釣竿という名の量産品は、もっぱら海外の人件費のより安いところへとシフトしていきました。まさに激動の時代の切れ端の出来事ではありますが、それでもこの弱小業界に於いてはある程度の衝撃だったに違いありませんでした。
旧オリムピック社トカラファイターⅡ48
調子の違う替え穂先付
富士旧FPS28最大サイズ
その後FPSからDPSへと引き継がれるが28サイズはもう存在していない
量産化は複雑さを排除する傾向にある
1931年創業の旧オリムピック社は、日本で初めて釣用リール発明しました。昭和を代表する大手釣具メーカーだったことは間違いありません。社名変更してその後の2000年釣具事業から完全撤退してからその生産は終わりました。
それは、正に昭和の大横綱の引退でした。
嘗ての最大手も栄枯盛衰である
STARGAZER14-2 ― 2024年07月06日 20:10
国産素材
国産という名の誇り
磯竿の進化と月竿化
The pride of being made in Japan and the evolution of the moon rod
純日本製オリジナル高強度アルミエンドパーツ(試作)
月竿の伝統を引き継いだ国産素材
はじめに
Stargazer14とStargazer Jr.7
蜻蛉切と脇差
遠征という名につきまとう制限。それは、ロッドの携帯化もある程度は必要なことになってきます。特に旅行や遠征に於いてまたは、地磯等でもその装備に一定の制限がある場合はその装備と荷物量のことが重要課題のひとつでした。それは、小型飛行機やヘリを使うとかになればなおさらのことで更に必要に迫られることも多いでしょう。そのような昨今、月竿主力でもある1403シリーズ3pcs(継竿)の派生亜種を以前から考えてきました。本来ならこれらの計画は、もう一昔前の2009年頃のことになります。当時師匠から、一度遠征振出竿の提案があったモデルです。その当時の案は、ブランク素材がオールグラファイトの5.0m、4pcsという予定で進めていました。また、その当時には主力の1363-UMシリーズ継竿の予備として、その補助竿程度として考えていました。荷物の制限も今現在ほどに厳しいものでもありませんでした。当時はまだ、LCCが全盛期を迎えてはいませんでした。よって当時の私の考え方は、あくまでもサブ機、補助機に過ぎなく、限りなく手頃な価格で提供したいと考えていたのも事実です。国産でしかもリーズナブルな設定それは、当時としても必要であることを感じていました。当時は5万円代とまで絞り込んでのできるだけ実践オンリーのシンプルな作りとまで考えておりました。
それから暫くして、ブランク設計が終わり量産体制にありました。しかしながら適合ガイドの生産未定かつそのバリエーションが無いために延期に延期され実現できませんでした。とても残念だったのは言うまでもありませんでした。いくら良いブランク素材を開発設計したとしても、そのパーツの根幹にあたるガイドが無ければ話になりません。これでは打つ砲台があっても砲弾がないのと同じです。以来、その計画から10年以上の月日が過ぎてしまいました。とても短いようで長いものでした。この10年は、あっという間に過ぎましたがそれでも後になると一人生過ぎたことになります。一人生10年は、とても大きな節目なのはいうまでもありません。下手をすると現役世代を越えて行ってしまいかねません。
それからの時代が、振出という形態のカスタムロッドが一端を担う時代になるとは22年前の2002年独立時には考えてもみませんでした。故に、この類のご要望、要求、ご依頼をお断りしてきました。当時は、そんなことは月竿がやることでもないと思いつつも折角のご依頼に対して申し訳ない気がしました。そんなもやもやした感を残したまま、時折その構想や思いは頭の片隅を刺激するものです。今になって思うと当時から磯の振出をやってくれないかというユーザーさんがいらっしゃったことは私にも以外なことでした。わからないものです。
その間にも、かつての昭和から平成の全盛期をよそに磯関連は市場が激減し、釣り業界も多くが倒産に追い込まれました。メーカー名を上げると懐かしいブランドや思い出がいっぱいです。しかも、国産自社生産メーカーばかりでした。既に淘汰と大陸への生産移動が加速し始めていた頃かと思います。そしてその大陸も転換点を迎えています。時代は、刻々と流れて行くようです。そして今日の常識は明日の非常識なんてこともあり得る時代です。
STRAGAZER14-1 ― 2024年07月02日 11:12
月竿21周年記念企画 ― 2023年11月16日 18:25
月竿21周年記念
モデル元祖GTR改良型GTRKと記念品
BLACKMOONロゴの復活
元祖GTRについては、21周年記念モデル
https://tukinoturisi.asablo.jp/blog/2023/07/11/9601250
https://tukinoturisi.asablo.jp/blog/2023/08/11/9608986
をご参照ください。
月竿21周年記念品ご案内
1オリジナルマグカップ MOON/21周年記念刻印入
1WJ 300ml日本製ダブル込\2,035
2重構造シングルと比較して耐熱性があり、取手もパイプ構造になっています
1J 280ml日本製シングルマグ 込\1100
1C 250mlシングルマグ 中国製 込\550
2HS ステンレスナイフ125㎜ MOON/21周年記念刻印入
3YA倭 ステンレスアウトドアナイフ日本製、シース付
3-164 込\7,810 3-163IPメッキ込\9,460
4ネイルノッター日本製
簡単に針が結べる便利品込\550
5スプリットリングオープナーミニ 込\1,210
GSS 月竿手打ガーラナイフ特注使用極小11㎝サイズ
※別途要相談※長納期極小サイズ11㎝レザーシース付
独立創業から振り返ってみますと、最初は3周年を企画しようとしましたが、あっという間にそれをしないまま過ぎていきました。それから5周年こそ、10周年こそと思いつつも、なんの企画もないままにひたすら投入することに追われてしまい、構想はあっても実際取り組めることもなかった10年でした。では15年周年は?というと、それもできませんでした。20周年こそは!とおもいきや、それも結局1年ずれ込んでしまい結局21周年になってしまいました。
いや、それでももう22周年が目の前なのでほぼ22周年記念としてもいいくらいです。よく10年ひと昔と申しますが、22年近くなるとその間当然ながら世代交代もしてしまいます。当然ながらユーザさんも徐々に私の子供と同世代の方に入れ替わってきました。あと10年もするとうちの孫が・・・ということもあるかもしれません。
思えばBLACKMOONシリーズを一般的に基本廃止したのが、もう創業から数年後とかなり早い段階でした。その理由はいくつかありますが、当初はまだ独立したばかりで、オリジナルブランクの良さを知ってもらう為のものと思ってそれを始めてはみたものの、結局BLACK MOON仕様と言いながらかなりの拘りや、希望仕様がそのほとんどで最早そのコンセプトとはかけ離れてしまうことが多かったことが主たる原因です。以来月竿は、ほぼオリジナルブランク素材に徹してきました。それもほぼほぼ国産です。
真にささやかですが、少し企画してみました。30周年が迎えられたらそれはそれで十分な気もしますがそこまで製作できるかは私もわかりません。それだけ人生は短いということになりましょうか。GTRK的な磯、サーフからのある程度の大物釣も2023年では最早業界的にはなんの珍しいことでもありませんが、当時は珍しいことでした。時代がやっと追いついたと思うとそれもつかの間、すぐに埋もれてしまうのも致し方ないところと承知しております。それだけ世の中の流れは早くなっていると思います。ましてや90年代のそれとは大違いです。
月竿を超えるものは月竿。
それは誠に微力でも独走、独創し続けます。
月竿代表 平野元紀
2023年11月吉日
釣竿工房 月21周年記念企画-月竿 元祖GTR10 ― 2023年08月11日 16:00
釣竿工房 月21周年記念企画
月竿 元祖GTR10が帰ってくる
新型CT1003-GTRK-UM-ARMOR 3pcs
上:元祖GTR10-2pcs 2003年製造
下:新型CT1003-GTRK-UM-ARMOR
3pcs
スペック
ブランク仕舞寸法※106.3㎝/CW/GW=キャスティングウエイト最大g/DM=設計上最大ドラグ値(B破断値)/DS=設計上実用/又適正参考値/TIP=先径㎜BUTT=元径㎜/BWT=ブランク重量g/UM=特殊UMグラス
30-50(IGFA30) Line class PE:3-8gou
実用ドラグ:3-8㎏ Casting Wt:40-130g
特徴
・SHORE CASTING 磯ルアーキャスティング元祖GTR10の心技体正統伝承機=磯及び岸からロウニンアジ、イソマグロ、キハダ、ヒラマサ、ブリ等の青物
・IGFA30Lb Class Record 対応
・月竿独自のUM-ARMORブランクブレンドによるブランクプロテクト
・COMPACT コンパクト化実釣バランスを兼ね備えて携帯化した3pcs仕様
・Fuji SiC 富士スーパーオーシャンガイドMNSG40と同等高さのPKWSG40L 30L以降PKWSG20 16 12 12TOP
・Fuji DPS20+LOGR20ロックナット※Bブラックフード個数制限あり、以降はGMガンメタル仕様
・ALPS社製スリーブにオリジナル記念ロゴ※カラー選択できません(BorGM)
・創業以来の月竿伝統の長巻仕様及びオールダブルラッピング及びと独自のナルトトリムピンデザイン
・高級USA製耐UV EPOXY主体の重ね塗りコーティング/エポキシを薄めての糸目止め不使用
・下請けやOEM製ではない、創業者ビルダー平野による組上及び仕上げ
特典
シリアル登録ユーザー:創業者平野が生産/修理できるまでの生涯保証(Real Lifetime warranty)※実費
富士工業 DPS20B+21周年記念/国旗月竿ロゴ
オリジナルデザイン国旗&月竿デザインロゴ入
月竿伝統のLong Wrapping【超長巻】及びNaruto Trim design(鳴門金線)は機能美と様式美の融合でもある
※希望者様GTRについての詳細は別途パンフ有
※今回の限定品は、ベイトモデル仕様はありません
※フルカスタムおよびキットの方は別途要相談
21周年限定 BLACK
MOON 21限定モデル特別価格
本体\120,000 税込\132,000
送料無料 北海道、沖縄及び離島の場合は別途要相談
締め切り
2023年12月31日予約まで
納期:受注より1年以内程度(ずれ込む場合があります)
※シリアル所得順/2023年内納品は終了いたしました。
2023年8月11日
釣竿工房 月
代表:平野元紀
元祖GTRその流れ ― 2023年07月11日 17:47
MOON 月竿 GTR10-1
正統新生CT-1003-GTRK-UM-ARMOR
その類なき10ft磯3本継ルアーショートロッドの流れ
NEW CT1003-GTRK-UM-ARMOR 3pcsTravel
GTR10とVSは最強コンビネーションだった
2003年当時
その蒼き夢
2003年当時のGTR10-2pcs
GTR10VSキハダ
2003年6月出荷時の撮影
当時のデジカメになります。(※画像)
GIMBALは、PERFECTION社USAを採用した初期型
富士工業MNSGスーパーオーシャンガイド全盛期
2002年初期のデザイン/センターグリップ採用
当時のロゴはインレタと言うアナログ転写作業だった。
この作業をする度に、昭和のフーセンガムの転写シールと、プラモデルの水転写シールを思いだす
2005年モデル/コルク採用
大口径コルクリングを集積して製作する
その後10年経過するとSW用大口径コルクリングは入手が難しくなっていったが当時は、まだ扱い業者があり現在【2023年】ほど苦労は無かった
2005年当時のラッピング
当時最先端高級EPOXYAFCOTEUSA製を使用
現在は廃盤
2005年当時の飾り巻きは、GUDEBROD社のスレッド一択だった
グデブロ社の釣竿用巻糸撤退から既にもうかなりの年数が過ぎた
時代は少しずつ変化していくものなのか
スポット作製のRUBYEYE MODEL プロトタイプ
1回切りの刹那
2011年青物フルカスタムモデル
T-KWSGが発売され、採用され始めた
その後改良され、40L 30Lの出現で、それまでの圧倒的支持を得ていたMNSG希望者に対応できるようになった
MOON GTR-10
GTRとは(2002~2013 CT1002-GTR 10ft 2pcs)
当方の磯GTロウニンアジ≪青物≫機のはしりであったとされるGTR10のことです。
これをベースに2018年度から再着手し、再設計し直しました。
元祖と呼んでいるオリジナル設計生産化が2002年春のことです。GTRは、10ftという磯竿にしてはショートロッドながらルアー専用機として2002年に世リリースしました。それから、20年以上も経つと、あらゆるメーカーが後を追うように次から次へと排出されてきました。この当時は、まだほぼ皆無だったように思えます。
ただのルアー釣りから磯のルアー釣りそして磯のルアーフィッシングへ、もちろん「ロックショアGT」とか言う言葉が無い時代の事でした。言葉は生き物であるので、過去も我々日本人は、和製英語を駆使して?きました。英語も和製となり、それがいつの間にか定着することも多々あります。それがデジタル時代前にはただのガラパゴスであった時代からインターナショナルが1秒圏ではその影響は拡大していくのは皆さんが周知の通りです。
その当時ヒラズズキ用の竿としては、12~13ft、特殊な15ftと世に出ていたと思います。中でもFISERMAN MOSS16fと言う磯専用機は、最長ルアーロッドとして一部のヒラスズキマニアが使っておりました。その発売開始は記憶が曖昧で定かではありませんが、1990年代後半であったと記憶しております。FISHERMAN MOSSと聞いて懐かしむベテランアングラーも多くおられるのではないでしょうか?
さてGTR発売当時は、青物、ロウニンアジ対応の磯ルアー竿というジャンルとしては、多くの釣人の認知度はまだまだ低く取り立てて注目を浴びる訳でもなく、左端の異端者製品?として扱われました。ごく一般的には、磯から大型青物、GT専用機なんて考えていませんでしたから。常に業界はその後追い型であったように思えます。それは極自然な流れではありますが。(構想は、既にそれぞれあったと思いますが)
当初のオリジナルは、磯釣りバイブル「磯の作法1」にでてくるもので2003~2013まで使って頂きました。私の勤め人時代からすると、その筆者(友人)に会ってから~25年くらいでしょうか。それと同時に当方のS系とか1202系、旧1363~1403系が、展開され始めました。このGTRは、また違うアクションでレギュラーテーパーですが、ショートロッドな為、バットは少し張りを持たせて、その短所を補っています。
新型CT1003-GTRK-UM-Armor Travel
GTRKという産物
上から旧GTR10=島氏自作カスタム
新型1003-GTRK-3pcs
旧GTR10プロトブランク(2002~2005)
上段:TRAVEL-BG73(オフショアトラベル)
中段:CT1003-GTRK-UM-Armor
Travel
下段:旧GTR10-島氏自作カスタム
今回の新型GTRKは、アクションはそのまま引き継がれるように、旧GTRをベースにモダン化、改良し再設計いたしました。また、磯傷対策のプロテクト機能(UM-Armor)も全くのオリジナル採用です。現在では、10ft前後の磯竿は、一般的なルアー主体のアングラーにとってメジャーなものとなっているようです。
また昨今は、運送輸送業界の方向転換による長尺の扱いや、LCCという格安航空のメジャー化、またそうでない場合の輸送も、よりコンパクト化が求められてきました。
多くの月竿愛用者が、1pcsの優位性を熟知しているところですが、それにできるだけ近い形の使える携帯化を目指す事になりました。
新型GTRKは、旧GTRを受け継ぐ後継機種として、同じ10ftで3pcs、仕舞寸100+完成長さ(105㎝前後)ラインクラス30-50Lb 最大値12㎏ 破断強度14㎏
安全推奨ドラグ値4.0~8.0㎏(実用最大:9.0㎏)ルアーウエイトを50~120g
を可能なものにしようとしています。
疑似餌は、ミノー、ジグ、ポッパーとあらゆるルアーに対応可能なコンセプトは、その興りから引き継がれそのままです。
もちろん咄嗟のライブベイト等の釣にもショートロッドながらもそのレギュラーアクションから容易にシフトできるものです。
2019年長く愛用されて無事帰還したGTR10
をお化粧直しする
やはりVSやツインスピンが良く似合う
2023年現在TWINSPINも廃盤
2020年始動
十数年後帰ってきたオリジナル元祖GTR
歴戦の雄姿は、その傷で負う
それが磯竿の宿命でもあるのか
竿の事ばかり考えて30年近くが過ぎて行きました。
人生はとても短く思います。
正統
その正しき流れを継承せよ
そして体感せよ
磯竿
約20年振りに蘇ったその正統伝承者とも言うべきGTRK
-BLACKMOON-
両軸モデル例
※21周年記念モデルは、次回に公開致します。今しばらくお待ちください。
人は、何かを求めますが同じことの繰り返しでは生きられないのかもしれません。
2023年7月吉日
TRGF インショア(近海)、オフショアシリーズ(遠洋)(船) ― 2020年01月30日 17:01
月竿 軽戦 船竿 新型TRGF
TRGF UM+S-MOON Original Composite
MOON Light class boat rod
このシリーズは、2007年師匠によるアナログ設計のもと、「ショートロッドで手返し抜群の竿開発」の名の元に実現されたS-UMコンポジットシリーズでした。
当初カワハギライト、レギュラーと言うところから派生した調子と、ハイパワー&ハイトルクで大型狙いヘビークラスHHまでのジグ&ベイトモデルとして誕生、展開してきたシリーズです。
そのリリースの2007年当時は、異質と言えば異質でしたが、師匠は竹竿時代からの江戸前の釣に熟知した方でしたので、攻撃型、トーナメント型ばかりがもてはやされた時代への、警鐘でもあったように思えます。本来の釣の楽しみとはなんなのか。それを考えさせられたものでした。
2008年当時のTRGF180R(レギュラー)
既にジグアクション化され、ストライパーのジギングで使われた。
我が国では、当時何故かオフショアとボート(船)という何とも不思議なカテゴリーに分かれていたようです。
この流れは、多くの総合釣具メーカーに於いては、現在でも使われている表記と思われます。これが、英語圏にそのまま訳されると変な事になります。それは、釣り言う趣味が昭和時代の大まかなジャンルから、平成の細分化に細分化していった時代でもありました。
恐らく、古くからある船釣りと言う日本伝統の釣方や餌釣りと、西洋文化と共に輸入されてきたルアーフィッシグとの混同を避ける為、釣業界苦肉の策であったのではないかと想像されます。
更にテスターと呼ばれる人々の急速な増加と過熱、競争によってそれは一層拍車をかける事になりました。また、日本の釣がまだインターナショナルでの認知度が、現在(2020)とは比較にならないほど緩やかな時代でもありました。そうして2020年を過ぎてみると、日本で伝統的かつ地域性の強かった餌木やインチク、タイラバ、テンヤなどと言う釣り方が習合されてきて、その境界線がぼやけてきました。習合文化を得意とする我が国らしいことと言えば、そうなのかもしれません。また、それらは、アジアを中心に世界にばら撒かれていった日本の釣でした。
それは、無理に線引き細分化した時代から、良いものは良いとして形を変えて残り融合してきた結果なのかもしれません。またその裏では、我が国の釣り人口の激減による商業場の統合化の一つであることも否めないことかも知れません。細分化量産の流れもここへ来てかなりその形態も変わるようになりました。
2012年当時のTRGF-UM180R
8:2先調子から繰り出すアタリの出し易さから底物のライト泳がせで使わるようになった。
更にそれと対局をなす、カスタムロッド、仕立てと言う選択枝がそれ以前よりも出てきて、認知され始めたこともあるかもしれません。
TRGF-UM66H JIG&BAIT ジグ&ベイト仕様 コマセカツオ対応
脇挟みしながら、コマセを振り易くするためにリアグリップがかなり長い設定になっているが同時にジグ操作を容易にさせる。
月竿は、完全オーダーメイドのフルカスタムと言う手法、形態をとってきましたので、その流れとはそもそも違います。そこは、今も流されていません。ある面本来のブランクを生かす方法とは何かを追求してきた結果であると思います。
TRGFと言う機種のブランクは、近年形を替え素材を見直して新型機種として再び新生することができました。
新型TRGF-UM60とTRGF-UM66Hの2機種展開をベースに展開しています。
あなたのボート、インショア、オフショアゲーム展開の幅を大きくすることでしょう。
CW/JW=キャスティング.又はジグウエイト最大DM=設計上最大ドラグ値
DS=設計上実用ドラグ/又は参考値 TIP=先径㎜BUTT=元径㎜WT=ブランク重量
S-Blend=特殊Sグラス配合UM/S=特殊UMグラス+特殊Sグラス※素材価格本体税別
TRGF-UM66H ジギングでの一枚
魚が掛かるとそのテンションに応じて曲がり、リカバリ-がポンピングを補助します。
TRGF66-UMH 6’6”(チューブラですソリッドグラスではありません)
調子:8:2ですが、魚がかかると胴に入ってきます。
対象:底物(ハタ類)、ブリ、カンパチ
10㎏~クラス対応。
マルチパーパス
Sグラス/UMコンポジット 純日本製
錘:~120号(泳がせ)スロージグ:MAX350gジギング:MAX200gインチク:MAX300g
スタンダードな、富士TCSとLCガイドによるシングルラップでの仕様
TRGF-UM6’0” (チューブラですソリッドグラスではありません)
オリジナルよりも若干パワーアップしております。
調子:8:2ですが、魚がかかると胴に入ってきます。
対象:底物(ハタ類)、ワラサクラス対応。
マルチパーパス Sグラス/UMコンポジット 純日本製
錘:~60号(泳がせ)スロージグ:MAX250gジギング:MAX150gインチク:MAX200g
今後は、かつての展開である60Lから66HHまで展開していきたいと思います。
復活を遂げたTRGFは、あなたのインショア、オフショアゲームを長きに渡ってサポートし続ける事でしょう。
ブランク及び完成のお問い合わせは、旧ホームページのアクセスが出来ませんので下記までお願い致します。
メール:moon.fishers@master.email.ne.jp
または、お電話(0470-77-1680)でお願い致します。
2021年6月22日
1363-シリーズと言う平成の夢 ― 2019年10月30日 09:01
1363-シリーズと言う平成の夢
昭和という超高度成長期の量産ものづくりから、モノが有り余る平成への流れ
2004年の仙人モデルとその15年後(2019)は。
そして飽和の令和と。国力と若者の力は比例するのは言うまでもないかと思うが令和にそれが期待できるのか。
少子高齢化などと言う言葉も他人事に聞こえる我が国の多様性に未来があるのか。
2004年9月当時の撮影のまま。
当時のデジカメは言うまでもないレベルである。
2004年当時のトリプルラップデザイン(2004年撮影)
そのベースは亡き師匠から伝授を受けた。
日本国内に於いて誰もそのような事と技法を持ったビルダーは、知る範囲では見当たらないのが現状だった。
言葉だけの唯一無二はみたけれど。
2004年9月製造の1363-um9p(当時撮影)
2010年4月製造の
1363-um9p(当時の画像)
2010年4月製造の1363-um9p(当時の画像2)
当時はまだ、GUDEBROD社のスレッドがメインだった。
今は、跡形も無く釣り業界から消えていった。
その母体は、まだ(2019)現役企業である。
2019年10月修理で帰ってきた。(2019年10月28日撮影時)
とても綺麗に使って頂いているが、しかしながら、肝心要の富士ガイドSVSG16が破壊されていた。
リングは、とても衝撃に弱い。
今のところ注意して使ってもらうしか方法はない。
どうせ抱くなら大きな夢がいい。
誰も夢を追う事を否定する権利はない。
どう考えるかと言うことすら、大変難しい国家も存在する。
それを口にしただけで、粛清される国も未だ存在するのが実情であろう。
しかしながら、この世界でも類をみない豊かな我が国の現実の多くは、とても無慈悲で、悲惨な事が多いのかと思ったり、そうでなかったりこの先は全く見えていない。
ささやかな釣りの夢と言うことすら、現実に押しつぶされて、消滅してしまう昨今かもしれません。
案外、個々人が持つ課題や難題は、とても多く複雑で多岐にわたるようです。
人生がとても短く、それから睡眠、食事、労働を引くと、かなり余暇に充てられる時間は微々たるものとなり、更に力を入れる趣味となると更に短いのは、多くの先輩が知るところであります。
その微々たる時間さえ、許されないさまざまな現実が押し寄せる。
若い時には、時間があっても金がない。
いざ働く青年ともなると、我が国では時間もない。
いい年になると、お金があっても更に時間がない。
歳を重ねてみると、お金があって、時間があっても、体力がない。
その心=気力さえも奪われがちな人生。
そして、夢半ばで消えてゆくのかと思うととても儚くなる。
心技体が揃う人はそう多くはない。
そしてその心技体にも順番がある。
それは文字どおり、心➔技➔体の順ではあるが、更にそれのバランスが取れていなければならないとなると、そう簡単ではない。
またその時間がとても短い。
守破離となると更にない。
そもそも最初の守る事すらままならない現実であるから致し方ない。
習い事には見習いとあるが、それはとにかくその型を意味が解らなくても理解できなくても言われた通りやるのが守であるからだ。
それができなければその先はないのである。
何もない。
気が付いたら、心も折れて、何もない。
それが、無と言うならそれでよいが、それもない。
ただ過去を悔やむだけにならないようにしたい。
それが極些細な、釣りと言うことであっても。
1363シリーズ平成最後の作品群1(メンテナンス、レストアを含む)
1363シリーズと言えば、月竿流磯竿の代名詞と言えるまで、勝手にその名前だけが拡がって行きました。
2002年から製作を続けてきたこの竿は、職人仕事と人生の苦楽を共にしてきた思い出の竿でもあります。
当時末っ子がまだとても小さい頃で、その彼が大学生になろうとしている年月になりました。
その当時が、小学生であったうちの長男を含めた人が社会人であることからも人の一生ほど短きものはないと感じるようになりました。
それに代わって、かつて私と同じように釣りを良い趣味として嗜んだ旧友達は、諸藩の事情と言うことでしょうか?そんな釣りから手を引いていましました。
その間、多くの釣具メーカーも消えてゆきました。
その中には、既に世の中から名前も出てこないところも多くあります。
そうして時代が変わろうとも、ブランクマテリアルが進化の波に乗って進んでいっても、そのアクションは不変と思います。
そして、魚が急に進化する筈もありません。
すくなくとも有史以来は。
それは、仙人と化した古き良き盟友からも、なんの躊躇もなく出てくる言葉でした。
1363シリーズ平成最後の作品群2(メンテナンス、レストアを含む)
それから一人生過ぎていくと、良く似た竿も出てきました。
創造と製造と実践と言う一人生を食いものにしても、有り余るままに出てくるようです。
時代は、代わり次世代、第三世代までになりましたが、継承と言う言葉はどこかへ行ったかのようでした。
それから更に数年が過ぎてゆきました。
月竿には、それを超えるオリジナルの手技があるのかもしれません。
また、それを否定してしまうことも多くあるかもしれません。
1363シリーズ平成最後の作品群1(メンテナンス、レストアを含む)
1363-um5p 対IGFA20Lbクラス対応のこの竿が正規最後になろうかと思います。
1363-um5pとの相性はとても良い。真実と言う名のリールと共に。
2004年製造以来2019年10月で現役の1363-um9pと盟友
まだ一度も、レストアしたことはない。
変わったとすればこの画質のクォリティ
チビキもこうなればなかなか美しい色彩である。
(画質は落として掲載しています。)
右腕であり続ける事は容易ではない。
定番で怪力のバラフエ。
1403及びその亜種に世代交代へと代替わりしていきます。
月竿は、ビルダーがその製作を辞めるまでは続くでしょう。
多くの次世代アングラーが育つことを祈念しつつ未来を1403へ繋げます。
この先にいた正体はサメだったと言う。
国内では、あまり対象になっていないサメではあるが、外洋性のサメである程度の大きさとなるとかなり気力、体力を消耗する。
むしろ、消耗戦を強いられる事は多くの経験者であれば周知の事実であるが、筆者もその一人である。
勇気は、きっとあなたを裏切らない。
誇り高き月竿求道者に捧げる
祈幸釣
2019年10月30日 月竿
2002年から20015年まで支え続けてきたショアシリーズを一新します ― 2019年10月20日 09:11
ALL NEW MOON 1403 SURF&SHORE EXTREME BLANKS

1403‐5xp 1403-7xp Long Shooter 1403-9xp Extreme Shooter
1403-um5xp 1403-um7xp 1403-um9xp Multi Shooter
1403-um10xp Extreme Shooter
1403-um5-6xp-s-/blend S-Shooter
1403-um7-8xp-
1403-um9-10xp-
1202-um6p Reguler Shooter 12f
1202-um8p Reguler Shooter 12f
1202-um9p Reguler Shooter 12f
旧3663シリーズ以下旧マスターモデル(2002-2015)2019年10月より廃版

旧モデル
○M1363-3p UM3p ○M1363-5p UM5P○ M1363-7p UM7P
○M1363-9p UM9P ○M1363-UM7XP ○M1363-UM9XP
MOON創業以前から、師匠のアナログ設計ブランクでもあり、MOONのショアブランドとして、2016年まで支え続けてきいしたこの1363シリーズ。
多くのハードユーザー、アングラーをひたすらサポートし続けてドラマと感動を造り続けてきました。
そして、このシリーズも大きな転換点を迎えました。
師匠の比類なきこの剛柔一体化したブランクス。
同時期に当時は、Hawaii向けのライトクラス3PのMENPACHI(キントキ)から9pのULUA(浪人鯵)までのショア全般のマルチパーパス機種として設計されたものでもありました。
2017年以降、それらの青物~GT、イソマグロまで多くの実績と栄光の上にブランクを一新してゆきます。
月竿にしかできない、蓄積した多角戦闘型磯竿をあなたが新たに創りだしてください。










































































































































