STARGAZER14-32024年07月16日 16:32

OLYMPIC

トカラファイターⅡ-1

激動の昭和時代に君臨したビックネーム


昭和のビックネームとしては、オリムピック社が挙がると思います。昭和生まれの釣人ですと一度はその名前を聞いたことがあるでしょう。昭和60年代辺りまで釣具店のほぼ大半が扱っていたと思います。この時代はまだまだ小売りと呼ばれ釣具店がメインの頃でした。またこれらの小売店が何処も流行っていた時代です。私も小売店を梯子するのが大変好きでした。それで一日が終わった日もありました。

トカラファイタ-Ⅱ-2

また、他に昭和の磯竿と言えばNFT社(昭和24年創業)でした。しかし、その名も吸収合併後それはもう跡形もありません。多くの若者はそんな会社があったのかさえ判りませんし、わかりません。そんなことは他にも良くあることです。昭和の終わり頃の50年代にはNFTの振出ルアー竿なんてあったのを記憶しております。

NFT-IM65-2P

昭和の時代を牽引したNFT

案外中古屋さんと呼ばれるところにはジャンクのコーナー等に存在するが状態の良いものはかなり少ない

それだけハードユーズに耐えてきたのだろう

NFT- IM65-2p-2

IM65-SPINING-P

またNFTに限ったことではないがそのコートの品質は。現在とは比較にならない程低品質であったこともある


また、磯竿が得意と言われた大丸興業(ダイコー)も平成への流れにはついて行けませんでした。当時の国産釣竿メーカーとしては、比較的大きい方でした。時代の流れとは思っていても、それはそれで寂しいものです。これらは、素材から国内製作していた老舗製造元でありました。それらは、いずれももう存在しません。釣竿という名の量産品は、もっぱら海外の人件費のより安いところへとシフトしていきました。まさに激動の時代の切れ端の出来事ではありますが、それでもこの弱小業界に於いてはある程度の衝撃だったに違いありませんでした。

トカラファイターⅡ-3

旧オリムピック社トカラファイターⅡ48

調子の違う替え穂先付

FPS28

富士旧FPS28最大サイズ

その後FPSからDPSへと引き継がれるが28サイズはもう存在していない

トカラファイターⅡの仕上げ

量産化は複雑さを排除する傾向にある

石突き部分

1931年創業の旧オリムピック社は、日本で初めて釣用リール発明しました。昭和を代表する大手釣具メーカーだったことは間違いありません。社名変更してその後の2000年釣具事業から完全撤退してからその生産は終わりました。

それは、正に昭和の大横綱の引退でした。

栄枯盛衰

嘗ての最大手も栄枯盛衰である


その4(基本的志向)へつづく