DOGTOOTH IN RYUKYU-05 南方回帰Ⅰその1 -For Shore Fisherman-VOL1-12017年09月25日 17:30

その始まり はもう1990年頃の事になる。
それがF先輩と師匠と私の始まりである。

八重山の内海


それから更に15年経ってからの釣りとなった。
なんとも長いスパンでの話であろうか。
それでもつい明日の事の様に思いだされる。

 

新緑が落ち着き始めて、虫や蛙の合唱と共に、狸やウサギ、小動物達が時々道路に出てくる。
はたまたキョン(旧行川アイランドから脱走したのが始まりと聞いた)まで出くわすこの頃、何時か再び必ず足を運びたかった南国へと渡った。

 そう思ったのが、冒頭にも述べた通り90年頃の事である。

最初に訪れたのは、93年の冬だったと思うが、空港とその周辺も寂れた感が満載であったかと思えたのだが、それから更に2005年までかなりの年数を要してしまった。

 今回は車で行く・・という訳には流石には行かないので・・途中でどうでも良く面倒臭くなる気持ちを押さえて、ネットにて格安なるチケット購入。
段取りや計画と間違ってチケットを取った為、バス、飛行機、船と乗り継いで1日で目的地にたどり着いた。
当たり前の事だが待ち時間のほうが長かったりする。

 西表にて半日過し、宿に泊まるが、近所にコンビニ兼スーパーがあるのは確かに便利ではある。
この時期の南国はすでに梅雨に入り、真夏の台風直後のように蒸し暑く、紫外線もMAX状態。
 まさに、少々体脂肪が厚い人には辛いがこれは慣れるしかない。
驚くべきは、もう何年も行かないうちに八重山の中心都市である石垣はさらに急ピッチでリゾート化 西表も何だかその狭間で身もだえしているとか・・・。
それは、地方がいつも抱く第一の問題と連結する内容である。

 ようやく辿り着くなり港の海を覗いてみると、トロピカルフィッシュ達は勝手に出迎えてくれている様子?
中には60cm以上ものも見えるし、ロウニンアジ=GTの大型も出入りすると聞く。
当たり前の事だが透明度は、すこぶるいい南国の離島である。


BLUE FANG 1202-UM9XP

ボートでの釣りは、遊漁船がないので様子観程度の半日で終了した。
魚種を選ばなければ、フエフキ類やシロダイは飽きない程度に釣れる。
それも30cmは小さい方で大きいと60cmはある。 
 船頭さんの話によれば時々狙っても居ないのにカンパチも釣れる。
それでは試しにと30cm程度のハマフエフキを針に掛けてハーネスを締めなおした。
何流しか目に同船者にアタリがあった。
ぐっと竿を持って行かれてから、合わせに入る。
ヒット!そしてバレ。
その正体のわからぬまま終了した。
一体何が咥えていたのであろうか。

カンパチでもいいの?

なんてF先輩の同級生兼船長は、そう申しておられた。
どうやら、イソンボマニアと思われて他は関心ないと思われていたみたいである。

それにしても、F先輩と同級生とは、何とも心強い事ではあるが、船長は多くを語らなかった。
それでもF先輩とだけは、少なからず会話は成り立っていたような気がする、そんな一日であった。

その2へ続く

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