楽園の終焉Ⅲ-後編312022年01月07日 10:37

 さて新年も7日が過ぎました。昨日は、もう何年振りでしょうか?久し振りの大雪が降りました。
昨年末はとても暖かい日が続いていたのと、ここ数年の暖冬でかなり油断していました。年末年始は、毎日霜が降りて暖冬の割にはとても寒いなぁと思っていた矢先でした。どうやら2003年以来の南岸低気圧風の接近による雪らしいです。あたりは一面雪景色でした。午後も雪が多く残っています。雪国の方からすればなんのこともない量ですが、都心部と南関東ではほぼ無防備な状態なのは否めませんね。
 さて、昨年から止まっておりました。続きになります。
それではその31です。
N氏とロウニンアジ

その日の夜は、昨日釣ったN様のカンパチフルコースにした。

現地のお勧めで向かったそのお店とはいかに……。

インドネシアの主力ビール

国内でも遠征となると、なかなか大変なその後の段取りなのであるが、まさか海外遠征で血抜き〆から冷やす、即日プロのお店へ持参と言う考えられないコースをやってのけると言うではないか。難関をなんとかクリア―したのである。ここはフィッシュナビさんのお陰であるが、何度も打ち合わせして良かったとつくづく思った。感謝に絶えなかった。ただの一文では済まされない、段取りと労力と行動が要求される物凄くハードルの高いことなのは、行った本人達なら誰でも理解できるところである。その苦労は、裏方さんにしか解らないことなのかもしれない。ただ感謝するしかなかったが、もちろん主役の獲物なしでは、すべて実現しないのである。

クレイジーロングジグ

この準備の部分でのストーリーをあげれば、かなりの量になるので敢えて省略する事にした

開高健文豪ならそれを至極のストーリーで書き上げただろうと容易に考えられる

そう思うと、その文豪が短命でお亡くなりになったのがとても残念でならないが人死んで名を残すのは、容易ではない

※画像カット
不安と期待に待つ私と専務の二人

どちらかというと不安の方が勝っていたが

そのお店の名前は、“ドンドン”(丼呑?➔丼丼)と言う。最初は、どんどん行けのドンドンかと思い、店名こそ怪しい名前(すみませんDONG DONGさん)だなって思ったのだが、その銘々とは裏腹に店長は、料理の腕が大変良かった。この店の創作と言う名の和食の融合さえも、海外で生き抜くためには必要なことが重々承知の上だと理解した。店長兼板長は、特段の腕を奮ってくださった。聞けば、ちゃんとした修行をした方らしい。カンパチの胃袋もちゃんと使って料理されていた。肝も処理されて、旨味を引き出す事にも長けておられた。
海外で良い日本料理に出会う事がそう多くないと言うことを、多くの海外旅行を経験した日本人が知るところであるが、インドネシアでもそれは多分にある。どうせなら現地の料理を食した方が良いのは、容易に理解できるところである。誠に感謝の晩餐であったのは、全
会一致であった。

カンパチコース

カンパチの懐石コース

カンパチコース2

カンパチコースその2

目前のコースをよそに、何人かの外国人と日本人が何組か来たが、どうみても我々だけ異常なほど料理が並べられていた。もうこれ以上は口に運べませんという程の質と量に満足した。もう結構ですと告げてから、最後にマスターに聞いてみた。海外で日本食を出すと、味が薄いとか無いとか言われ、濃い味付けを意識しないと満足されない。

また、本来は多用しないマヨネーズを多めに使うことや、ワサビも多めに使うとのこと、照りも少し濃いめに使うなど、海外で商売をしていくということは、伝統的な完全日本食とまでは行かないようだった。もちろん、言語と同じように料理も時代と共に変化するのでそれは必然なのかもしれないと思った。海外で生き残るのは、日本人としての誇りは持ちつつ、ある程度のその場所と融合して行くのは同じく必然らしい。

チーム全員感謝して店を出た。

そのような満腹状態の上に、最後に良い夢が見られれば良いのだが・・・・。

果たしてそれはいかに・・・・。

コース2

ドンドンは漢字だと丼丼というらしい

コロナ禍にあっても2022年現在も健在されているようで現地在住日本人の中でも人気らしい

それでもあっと言う間にまた朝が来たのであった。
いよいよ、最終日である。

‟最終日かぁ“それは、本当に最後の日なのだ。たかが釣り風情なのだが。

VISSER/SALTX
 ちょっと我々日本人の感覚とは違う性能を追求されるのは致し方ないですが、サーフでの釣りは砂が付く事もしばしば。そんな時は、どうするかと言われれば、私は、高級国産リールをそのまま海水でじゃばじゃばと洗う気にはならない。アメリカのサーフキャスターはそれを要求します。それは性能に大きく反映してしまいます。どこの重きを置くかはその国のアングラーの要望の大きさで決まるのはないでしょうか。軽量化、キャストフィーリング、リール回転軽快度、細かいピッチドラグどれをとっても日本製高級リールは、世界最高峰にはま違いないですが、すべてそれだけならこのようなリールは決して生まれないでしょう。まあ、紆余曲折なことが多いですが。 

その32へとつづく

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