楽園の終焉Ⅱ2011-14 ― 2020年01月18日 12:23
わざわざ東京まで出なくても良くなったのもあるかもしれませんね。
602-UM100-0pにナイロン3Lbに40㎝を超えるとなかなか面白いです。
カマスは入れ食いでした。
地獄からの救いにも感じるほどに観えるが、
魚にとっては逆に地獄への引導となるのであろうか。
バチョがグローブをする。
馴れないクルーがどうしていいのか解らないので立ち往生する。
彼の気持ちは解るがこれは仕方がない。
馴れない事での不安は、プロとしてはとても情けないのである。
しかし、ここは既に戦場でそうも言っていられないのである。
上手くバチョがリーダーラインを持って操作しながら魚を誘導させる。
まったく手慣れた様子。
クルーがモタモタとしかし気持ちは頑張っている様子。
バチョがバリ語で彼になにやら指示する。
一度船縁に上げてから、静かに船内に魚を下ろす。
「長いなあ。」
バチョがアジ全長のコメントを言う。
意外とその腹鰭がしっかりとしている事は、釣り人でも関心のある人は少ない。
大きさだけがすべてのGT写真が流行したかつての雑誌は、同じアングルか魚眼撮影でしか語られなかったし、掲載されなかった。
釣り人でありながら、魚自体には関心のない人が多いのには少し残念な気持ちにもなる。
GTというのは個体差が割合著しい方なのか、このロウニンアジはいやに長かった。
これまた30㎏を優に超えていた。
長さと比例していれば35以上は軽くあったに違いない。
それでも、30㎏オーバー2連発はとても贅沢な話かもしれない。
32㎏と30㎏強の2本は決して悪い釣果ではないと思われた。
腹側からの撮影は殆どないが、案外これまたしっかりした顎周りなのも知られていない気がする。ロウニンアジは昭和の頃から大きさばかりが持てはやされる傾向にあり、その後他の情報は、あまり必要とする人はいない。
時計を見るとまだ午前11時を少し回ったところであった。
※カットしました。
横長のGT=砲弾型のGT
同じロウニンアジでも個体差もその環境によってその体形が変わってくるように感じる。
「お昼にしますか・・・・・。」
バチョが当たり前のようにお昼宣言をしたので、空かさず私はこう告げた。
「いや、折角やっとアジの活性が上がってきたので、ここはご飯など食べている時ではないでしょう。」
「今が時合ならば、続けて勝負するべきでしょう。」
そうバチョに告げた。
すぐに納得してくれたのか、そう思っていたのかキャプテンは、舳先を潮上に向けて引き続き臨戦態勢に入ってくれた。
(そうこなくては。)
3人配置に着くと再びボートは流れに乗った。
期待と緊張感が一気に浮上して、皆の気持ちも幾分引き締まったかのように思えた。
このような遠征での釣りは、そうでなくてはいけない。
この緊張感とスリルは、他のスポーツではなかなか味わえない一種独特のものに近いであろう。
それは、相手が自然の中で野生に生きる生物、とりわけ普段我々が住むことができない水の中で生きる魚類なのだから。
人の狩猟本能に火を付ける。
己の鍛え抜かれていない肉体は、息がかなり上がっていたが、少しずつ整えつつもまたロッドを振りかざしにかかった。
そう休んではいられない。
皆の意見は、満場一致。
ボートのエンジン音に加えて浪間と潮騒にかき消されてキャプテン、前衛の声があまり聞こえない。
その合間に、途切れ途切れ前衛より声が上がる。
直ぐにキャビンが慌ただしくなるので、私は急いでラインを回収する。
2011年時のSTRIKE PROのマグナムミノ―。
その噂は、その後一気に広まった。
今やどこでも手に入るようになってしまったが台湾が誇る?
秀才?プラミノ―は、GTでも破壊されない。
しかしその後、かなり後になって、度々破壊される事がSNSで上がるようになった。
テイルフック側にかかり捻られると破壊されるようである。
かかりどころによっては、破壊につながる可能性もあると言う事みたいである。
ワイヤー貫通構造ではない。
前方の方へ向かうとT氏はしっかりと竿を曲げていた。
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