楽園の終焉 END OF PARADISE 2010-Ⅰ-162018年12月31日 10:02

今年も大変お世話になりました。
 今まで応援して下さった皆さんに、心より感謝申し上げます。

バリの洋上

あっと言う間に師走も最終となりました。
 紀行文=MOON TRAVELERもHPで2002年から公開してから、時代は活字から動画へと移り変わって行き、釣りなど所詮娯楽、エンターテインメント、の見世物的要素が昨今の最主力なのかもしれないと言う事は、前にも述べましたが、ついつい重複してもまた書いてみたりします。
 動画は、楽しく、素晴らしいものですが、今のテクノロジーではどうにでも加工できます。
娯楽ならそれでよいのですが、ドキュメンタリータッチと謳ってもその真意は素人には解りにくいものです。
 このブログも、何時まで続ける事ができるか解りませんが、今でも極少数の方々が楽しみ?にされている様なので、彼らが居なくなるまでは続ける所存です。
 釣りと言う文化は、世界共通の楽しみでもあります。
その文化形態を失わないように今後も心がけて行きたいと思います。
平成の世も最後ですが、来年も平安が訪れますよう心よりお祈り申し上げます。

それではその16 2018年最後のアップになります。

 二人がかりでも一発目ではボートに上げられず、2回、3回目でようやくボートに入れることができた。
空かさずクルーおよびキャプテンと友人達に感謝。
心の中でバリの神々にも感謝をした。
お見事のお言葉をH氏から頂いて、ようやく彼の肩の荷が降りたと認識できた。

リアルベイトサンマで

分厚いコート被膜にその牙を立てる。
リアルベイトサンマ

  ここでアングラーは勿論ゲストではあるが、感謝の念は決して忘れてはならないと思う。
良い仕事をしてくれた人への感謝の念は、最低限のマナーであると痛感したのであった。
この小さな出来事が今回の最大限の収穫であったかもしれない。

針外し

迅速にフックを外す事は最も重要であるが、バーブレス(カエシ無)とは雖も素手では外せないし、魚へのダメージも大きい

お互いにこの感謝するという事ができるようになれば、現在のあらゆるいざこざは無くなるのではないか?そう思ったりする。
狭い釣業界のプチ有名人のエゴの張り合いのつきあいほど疲れる事はないのである。

老成魚

今回の最大の浪人者老成魚の風格
ロッドはBG73-GLTRAVEL73 3pcs
マルチピースとしての集大成である。
その後、たくさんのこの手の竿が世に出回るがこのクラスはそう無い様である。
需要がないのであろう。
昨今の魚眼レンズ撮影はしていない。

老成魚その2


魚を無理やり膝前で立てると、腹部の負担もかなり大きくなると思われる。

昨今は、魚眼レンズでより大きく見せる事ができる撮影が流行っているらしい少し違和感なのは、異常なのだろうか?



脱藩者の最後は

島の合間

過去にあの歴史を動かした脱藩者は、最後には切り殺されてしまったが、彼は今でも歴史の中心人物として名を残しているのは事実である。

この老成魚の鰓骸は、まったくもって動いていないほど、疲労困憊、瀕死の状態に近かったがクルーの最大限の努力によって海へ帰っていった。
 その後、彼が生き延びられたかどうかは定かではない。
またまた鱶の餌になったかもしれないし、絶命したかもしれない。
 海に帰すことに意味がある、ともいう人も過去にいたがそれは、それで海に帰すことだけに意味を見出した人の意見で、同じ帰すならば原状復帰に近いところまで面倒をみるのが筋であろう。
所詮ゲームとは言えど狩猟スポーツ故に、この老成浪人鯵の運命は、リスクを負って海原に放てられた。

バリではロウニンアジは列記とした貴重な食料であり、ごちそうであるのは間違いない事でそれは誰も否定できない事実。
それを捻じ曲げてリリースすることが偉いなどとは決して言える訳でもなく、それは、先進国の恵まれた環境にある人間のたわごとなのかもしれない。
元来、釣りという行為は狩猟行為なわけであって、それが豊かさと共に文化とかスポーツという言葉に換えられて続いているだけなのかもしれない。
  問題は、いまある問題や課題から目を反らすことなく、向き合って常に改善されていくことにあるのではなかろうか。
もし、本当の意味での環境保護まで考えているならばあらゆる総合的な打開策が必要となると言えるだろう。


その17試練の果てには2019年へとつづく

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