楽園の終焉 END OF PARADISE 2010-Ⅰ-23ラスト ― 2019年02月20日 18:29
おまけ2のラストです。
その後のH氏=洋二氏は
時々ネタにされつつ出てくる後輩ようちゃんから、潜水部でなく競技スキー部と言われまあ、どっちでもいいかとおもいながも訂正した
2007年当時撮影されたロウニンアジ FISHNAVI提供(洋二氏)
大型ロウニンアジの風格
そんな、後輩からメッセ―ジがあった。
彼が等紀行の一番の読者であったりするのが現実である。
その内容は、おおまかにいってこんな感じだった。
以下、
ダイビングで思い出しましたが、もう10ウン年も前ですが、往時のカイザー号にダイビング機材と釣具を積んで、バリやコモドに潜む超巨大なロウニンアジを拝んだのを思い出しました。
岩にカレントフックを掛けて、岩の隙間から眺めていると、まるで畳が泳いでいるような大きなロウニンアジが現れます。
複雑に入組む岩やその割れ目を好んで入り込む姿は、さすが岩礁地帯に棲む魚で、それゆえ洋上でのフィッシングがあのようなスタイルになるのでしょう。
インドネシア洋上では、潜る前も吐いて、潜った後も吐いて、釣っても吐いて、ランチを食べては吐いて・・・、
洋上では気分がすぐれませんが、それでもバリ島が大好きで、それもほろ苦い良き思い出です。
私が知っているあの船における計測上の最高記録は2009年の169センチ(ドーナツ岩)ですが、この海域にはこれを遥かに凌ぐロウニンアジがいる事も知っております。
ただ、過去に私がバリ島に送客した釣人861人の中、本当のバリ島のポテンシャルを知るのは、意外に少ないかもしれません。
2010年当時撮影 FISHNAVI提供(洋二氏所有)
立派なロウニンアジ
追伸)後々、思い出したのですが、水中でロウニンアジの様子をみると、
突如、急上昇し、海面でルアーを噛みつき、力いっぱい真下に急降下し深場の根に一直線でした。
洋上で味わうあの暴力的な伝わりは、あの動きからきているのでしょうかね。
昔、先輩達と勝浦で豆アジ釣りをした時も、針に掛かると急降下していました。
その点は、「アジ」なんだな・・と思いました。
おわりに添えて
なるほど、魚好きで、潜水部と間違えられる程の漢で自らを水産学部旧タイプと名乗る人間の感性はこのようなものであったかと思う。
是非とも海が無くなったとしても後輩達には頑張って欲しいと思うこの頃である。
しかし、彼のあの船の弱さは、少し気の毒にも思えるが、それでも乗れと言われれば乗るところは認めざるを得なかった。
このシリーズもⅡ.Ⅲとつづくのだが、Ⅳは今のところ見えない。
実現したいと思うのだが、それは私にも洋二にも判らない。
どうか、まだその体が動くうちに実現させて欲しい。
2018年12月27日
おまけ2終わり
明日があると信じて、楽園の終焉Ⅱ-2011につづく