楽園の終焉Ⅲ-32021年03月30日 17:03

 3月末というのに既にうちの桜は散りました。とっても早いです。
20年数年お世話になった船に久し振りに乗ってきました。今でも駿河湾は魅力的な海です。世界有数の水深を誇り、研究者にとっても魅力的な海です。20年以上も通っていると少しずつ釣れてくるものも変わって来たように感じます。船長も高齢になりました。あれだけ沢山いて2時間で150匹もジグで釣れたシマガツオ(エチオピア)もめっきり居なくなりましたし、バカと言われたゴウドウイカ入れ食いもそう無くなりました。激減するサクラエビもその一つです。
 そういえば、まともにムツを撮影したことがないと思い、慌てて数枚撮影しましたが、今一でした。今度はもっと上手く撮影したいと思います。友人がアカムツを取り込み時に落としてしまうアクシデントもありましたが、この釣りは案外バレも多いです。ムツ針という名称の如く、ネムリの形状は、その代表格であり、世界に拡がってその愛用者もかなり多いです。歯物系にはまさに究極の形状かと思います。
あまり上手く写っていませんが、掲載いたします。

 竿は、次回その4ででてくるものと全く同じです。 水深130mを手持ちで探るととても面白いです。
錘もスカリー40号でボトムが取れました。それも極端に発達したPEラインもかなり影響しています。1.2号を300mほど小型ロープロファイルのゲンプウに巻いてのトライでした。
 時にジッターバグを投げて遊んで、深場を細かく探る。
本当の、マルチパーパスロッドって一体どこまでを言うのでしょうか。相変わらずも業界異端をまっしぐらです。
ムツ1駿河湾産

ムツ2駿河湾産

前置きの方が長くなり、恐縮です。
それでは本題その3へです。

チェックイン時に無料クーポン券なるものが何枚か添付されているものの、所詮釣り以外に楽しむ事をあまりしらない日本の小さな釣師であるから、それらを使う事もない。ほとほとこれらを含んだ全てと、公共場には多少困惑してみても、それを受け入れる自分がそこにある。そこは同じ日本人であっても、その現地感覚というものは日本に在住する日本人とは異なる気が多分にしてしまう。馴染むとはこのことなのだろうか。
 環境とその文化の狭間に生きる日本人。
それを受け入れなければあの島には行かない方が良いのかもしれない。我々と同じ感覚は、当然通じる事もなく、同じ顔つきで恐らく同じ民族でありはすれどもそれは、もう他文化人と言ってももはや良いのかもしれない。果たして今現代の日本人の多くの感覚が、正しいのかさえ疑問である。今となっては、何の根拠も必然もあり得ないのかもしれないが・・・。

時代と共に我々の文化も変化して行く。
 一方、我が国のお隣の国のような儒教文化も今の日本では、ほとほと少なくなったらしい。(だがそれも、その国が抱えている事情で少しずつ変化はしているらしいが・・・)

 それでも日本に来た多くの外国人観光客の多くは、この国は安全で親切であると言う事らしいので、その面目はとりあえず保っているらしい。ここら辺の評価がいまだに高いのは、若干安堵もしたりするのである。どうか、今後の未来もそうあって欲しいと思うのは私だけではないと思いたい。ここまで来てそんな事を考えるとは、どうやらストレスは、なかなか抜けないらしい。

まったく困ったものである。

ホテルの敷地にある庭でリスを撮影してみる。

プール側からホテル撮影

早朝のホテルをプール越しに撮影(I氏撮影)


その4へとつづく

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